平成30年1月歌舞伎座昼の部 菅原伝授手習鑑 寺子屋 | 癸の歌舞伎ブログ

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平成301月歌舞伎座昼の部 菅原伝授手習鑑 寺子屋


菅原伝授手習鑑 寺子屋 スガワラデンジュテナライカガミ テラコヤ
作品については当ブログの以下の過去記事を参照されたい。
今回配役は
松本白鸚(松王丸)、中村梅玉(武部源蔵)、中村雀右衛門(戸浪)、中村魁春(千代)、市川左團次(春藤玄蕃)、市川猿之助(涎くり)、中村東蔵(百姓吾作)、坂田藤十郎(園生の前)ら。
三井不動産寄贈、三保の松原の襲名祝幕で幕開く。寺入りはなく源蔵帰還から。猿之助が涎くりで板付きなので開幕から大拍手、大向うも澤瀉屋の大合唱である。寺入りがないので涎くりのしどころはさしてない。負傷後早々の復帰なのでこれくらいがちょうどよいのであろう。左團次は涎くりに対し中啓で叩くふりだけで、パカーンと一発やることはしなかった。源蔵の紋は九枚笹。もうあの違い鎌に梅鉢はやめにしたのであろうか?松王丸二度目の出は黒の着付けに柄入りの袴。焼香は園生の前一回、松王丸三回、千代一回、源蔵一回、戸浪一回。引張の見得で幕。