ヨハネスとミゲルの祈り ドライヤー・エリセ師弟永遠写真 兵庫で上映 | 俺の命はウルトラ・アイ

ヨハネスとミゲルの祈り ドライヤー・エリセ師弟永遠写真 兵庫で上映

 カール・テオドア・ドライヤー監督作品

『奇跡』が19日17:30、21日11:00、

23日19:45にCINEMA KOBEで上映さ

れます。

奇跡 Ordet

 

(結末には言及していませんが、物語のク

ライマックス近くまで語っていますのでご

注意下さい)

 塚口サンサン劇場では『瞳をとじて』を現在
上映中で23日終映です。
 17日から23日は11:55上映開始です。

 『瞳をとじて』において映写技師マックス

(マリオ・パルド)が主人公の映画監督ミゲル・

ガライ(マノロ・ソロ)に「映画で奇跡が起こ

るのはドライヤーで終わりだ」と語ります。

 

 カール・テオドア・ドライヤー監督作品『奇

跡』のことです。

 

 エリセはドライヤーを崇拝しています。

 

 お時間のある方のみ可能になる事柄ですが、

19日・23日は塚口サンサン劇場で『瞳をとじ

て』、CINEMA KOBEで『奇跡』を見聞する

ことは成り立ちます。塚口から新開地まで阪急

電車で移動することができます。

 

 師弟永遠写真を同じ日に見て聞けることは

中々成り立たないと思います。

 

 書いているわたくし自身が行けるかどうか

わからないのですが。

 

 リンク先に書きましたように『奇跡』は200

3年12月31日シネ・ヌ―ヴォで見聞し全身で熱

くなりました。2023年9月30日京都みなみ会館

で閉館前の最終上映作品として上映されました

が、この時は行けなかった。

 

 『瞳をとじて』は2024年2月9日京都シネマ、

5月12日塚口サンサン劇場で見聞しました。12

日の塚口は盛況でした。

 

 師弟の二本は大傑作・至宝藝術という言葉で

は言い切れず書ききれない深さがあります。

 

 生命を生きている映画です。

 

 映画館の最終上映に相応しい永遠性があり

ます。

 

 12日の鑑賞で又『瞳をとじて』で映画鑑賞

の道を集成したいという欲望が起こったこと

は述べました。

 

 しかし、映画鑑賞は続けます。

みぞぐち

 本日はヴィクトル・エリセが尊敬する

溝口健二の百二十六回目の誕生日です。

 

 

 

 『瞳をとじて』ラストにおいて物語は

続いていく。一人一人の観客の胸にドラマ

は綴られていく。終幕美の完全版です。

 

 ヴィクトルは永遠性をフィルムに撮った

のです。

 

                合掌