『ウルトラセブン』 巨匠円谷一監督の名演出 第5・17・18・33・34話に学ぶ
円谷一（つぶらや・はじめ）
映画監督・テレビドラマ監督・脚本家・
作詞家
別名義 東京一
昭和六年（1931年）四月二十八日生まれ。
昭和四十八年（1973年）二月九日死去。
四十一歳。
画像はウィキペディアより引用させて頂いた。
名匠円谷一は巨星円谷英二の息子として
誕生した。KRT・TBSでスタッフとして活躍する。
ウルトラシリーズ『ウルトラQ』『ウルトラマン』
『ウルトラセブン』の監督として数々の傑作を
発表した。
脚本指導には厳しく、仲間の金城哲夫や上原
正三の脚本に書きなおしを何度も命じたという。
自分は一監督の壮大な映像に感嘆する。
（2007年10月29日発表）
天才的な研究者ユシマ博士が、宇宙エビ
人間ビラ星人に洗脳された。
（2007年12月3日発表）
ダンはビラ星人に操られたユシマ博士
の基地破壊の陰謀を止めようとするが、
博士に無礼を働いたとされ牢に監禁され
ます。
苛酷な状況で孤独な戦いを生きるダン
の在り方が描かれる。
放映日 1968年1月28日
脚本 上原正三
音楽 冬木透
（2008年1月28日発表）
セブン「仲間を救うためにザイルを切った。
なんと勇気のある青年だ。そうだ、
この男をモデルにしよう。」
340号は、青年薩摩次郎が自身を犠牲に
して友を助ける生き方に感激し、彼を助け、
その姿をモデルにして、モロボシ・ダンの人
間体を生きることを決める。
上原正三によると、一監督はアイディアマンで
あった。
モロボシ・ダン誕生の物語を熱く語る傑作であ
る。
「空間X脱出」
放映日 1968年2月4日
脚本 金城哲夫
音楽 冬木透
監督 円谷一
http://ameblo.jp/ameblojp-blog777/entry-10070309888.html
（2008年2月4日発表）
ベル星人の無言で地球人を脅かし
ウルトラセブンを攻撃する。
「神なき智慧は、知恵ある悪魔を作る
ことがある」
金城哲夫が書いた言葉は深い。
円谷一の鮮やかな自然描写に心を打たれる。
放映日 1968年5月19日
監修 円谷英二
脚本 上原正三
音楽 冬木透
監督 円谷一
（2008年7月28日発表）
死者たちが動き出し、侵略を始める。セ
ブンはコップの中に監禁された。
怪獣・宇宙人は登場しないが、恐怖のドラマで
視聴者の心を掴む。
放映日 1968年5月26日
監修 円谷英二
脚本 金城哲夫
音楽 冬木透
監督 円谷一
（2008年8月18日発表）
怪獣ダンカンとウルトラセブンが大都市
で戦う。
ダンカンが『マクベス』のダンカン王の影響が
あるかどうかわからない。
『蒸発都市』のミステリアスなムードは強烈
である。
本日『蒸発都市』五十三歳誕生日である。
第5・17・18・33・34話は名匠円谷一監督の
豊かな演出が光る傑作である。
『ウルトラセブン』に命を吹き込んだ人が金
城哲夫ならば、命を逞しく活動せしめた人は
円谷一であろう。
今年は円谷一監督の生誕九十年である。
合掌
南無阿弥陀仏
セブン