六文そば 港区金杉橋 | 飲んで食べて滑る。

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普段はサラリーマン、冬もやはりサラリーマン。食べ物と趣味であるスキーと波乗りの日記です。
最近ホームブリューを始めました、美味しいビールは吹田にあり。
お客さんのアポイントより定休日の確認。

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立ちそばには東京に一日の長がある。それはおうどんやお好み焼きが関西の方が美味しいのと同様埋め難い歴史だ。
東京のそばだしは黒い。それだけで嫌悪感を示す関西人はどうかと思う、これは文化なのだから受け入れるか受け流すべき、抗う事に意味は無い。
東京の朝そばは大きく分けて二つのタイプがある。小諸そばとかと同様生そばを茹でて揚げたての天ぷらを乗せるものと茹で麺というのか蒸し麺というのかスーパーなどで売っているふくろに入った様な簡易なものかの二者択一。
手間や原価で言えば前者の方がと思う赴きもあるが僕は地味に後者派。ジャンクな食べ物としての尺で接しているから故の選択肢。そしてこの六文そばのテキトー感が僕は好きだ。いわゆる天ぷらと呼ばれるものは玉ねぎのみで心ばかしの桜海老も無し。しかもザク切りを寄せて揚げてあるので揚げ上がりにムラがある。ツユに浸すとコロモは巨大化して丼の水位が一気に下がる。天ぷらは結束を失い好き勝手に崩れる。ネギは切り方が雑で大きく葱の味が口の中を支配する。
麺の喉越しも悪くツルツルと啜り込むより天ぷらと一緒に口に放り込む雰囲気。
甘辛のだしはなかなかどうして美味しくジャンクなものを食べている幸せに包まれる。あとこちら一味唐辛子がキムチを漬ける様な荒いものが用意されており尚一層ジャンクさに拍車を掛けるのだ。