よんさんの記事でさっぽろラーメン冨公の話をみて札幌みそラーメンを食べたくな
りました。
冨公はよんさんの記事にありますので割愛しますが本当に鍋から火柱が上がる、そ
んなラーメン屋さんないですよね。
冨公といえばラードの焦げた匂いが僕の記憶です。
あと数年前に亡くなってしまった叔父が『真冬におじさんシャツ一枚で寒くないの
』と
しゃべり掛け客全員がわっちゃーって顔をしたことを思い出します。
もちろん僕もわっちゃーって思いました、空気読め的な。
札幌ラーメンといえばすみれが有名ですね。
でも僕は三平の方が好きです。
三平の大宮守人(故人)が味噌ラーメンの元祖です。
今も街中ののビルで営業されていますが冨公とまでも言わないまでも
非常に緊張感の高いラーメン屋さんです。
めがねでお腹の出たのおじさん(先代の息子さん?)がなんともいえない雰囲気を
出しています。
でも僕はこの雰囲気が嫌いではない、騒がれるほうがよっぽど苦手です。
ビールを飲みつつシューマイをいただきます、もちろんソースをつけて。
ラーメンはすみれのような濃い味と脂ギッシュなものとは違い正に適当(テキトー
ではない)。
味噌にチャーシューが入っていないなんて当たり前です。
西山の麺を使っていますが明らかに他の西山と違う。
まず色が違う、通常の西山は黄色いがここのはなぜか灰色がかった黄色。
もうこの麺の馬さと茹で加減の確かさで概ねノックアウト。
一味を振った優しい味噌スープは札幌の人のソウルフードと呼んでもよいでしょう
。
そうそう糸末もなくなったんですね、場外馬券場の横。
ここは三平より尚あっさりで出張に行っていた10年前位の僕の嗜好には合いま
せんでした。
ひょっとすると今の歳くらいから解かった味かもしれませんね。
大阪でそれらしいラーメンを出す店はそれなりに探しています。
旭川の加藤制麺の流れを汲むじゃんぷ亭が一番好きです。
ボッキボキの縮れた細麺を且つ硬い目で注文する。
うしおだしの醤油ラーメンが一番好みです。
吹田とっかりもなかなか美味しい炒め野菜のラーメンを出しますね。
らーめん甚も炒め野菜ですが完成度はいま二つ。
退職したらおいしい味噌ラーメン屋さんをしたいななんてぼんやり思っています。