クローズアップレンズ・レデューサーによる星雲・星団撮影テスト記録 ー2 | 星空の歳時記

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ゆるく・緩くをモットーに、日々移ろう星空などを私流に楽しみたいと思います。

蒸し暑く梅雨らしい一日でした。

悪天候で、太陽観察はお休みです。

 

一連の「クローズアップレンズレデューサー」適合試験の際、画像比較に使用した「球状星団M3」とそれ以外にも撮影してみた天体を記録しておくこととしました。

 

6月20日には、レデューサー比較で成績が一番芳しくなかった「AC-No2クローズアップレンズレデューサー」で撮影した星団・銀河を掲載しました。

ちなみに「クローズアップレンズレデューサー」の成績順はNo.3>No.4>No.5≧No.2でした。

 

今回は「AC-No5クローズアップレンズレデューサー」で撮影した星雲・星団を掲載します。

No.5クローズアップレンズレデューサーも周辺星像は肥大し、収差も目立つことがわかるかと思います。

 

 

掲載画像撮影条件の共通データは、以下の通りです。

 

 撮影月日・2024年5月16日:対物レンズ・Borg45EDⅡ(D=45㎜:f⁼325㎜:F7.2)

 フラットナー・レデューサーの代替としてクローズアップレンズ「AC-No.5」をボーグカメラマウント7000に装着(×0.74:合成f=250mm:F5.6)

 焦点からレデューサーまでの距離(d)=59.8㎜

 カメラ・Canon EOS X5i:Iso1600:QBPフィルター装着:EQ6赤道儀(ノータッチガイド)

 

 

 りょうけん座 球状星団 M3(22:36~60秒×3コンポジット・トリミング無)

 

 球状星団 M3 中央拡大

 

 

 ヘルクレス座 球状星団 M13(22:13~60秒×8コンポジット・トリミング無)

 

 ヘルクレス座 球状星団M13 中央拡大

※左下の方にNGC6207が微かに写っています。

 

 おとめ座 M104・ソンブレロ銀河(22:27~60秒×6コンポジット・トリミング無)

 

 おとめ座 M104・ソンブレロ銀河 中央部拡大

 

 

露出時間は短いのですが、口径45㎜合成焦点距離250mmの小さな対物レンズで、光害地でも十分形状が認識できました。

 

自分で撮影できたことで十分な感動があります。

 

宇宙は美しく、神秘的で楽しい限りです。