6月21日 梅雨入りと夏至の太陽 | 星空の歳時記

星空の歳時記

ゆるく・緩くをモットーに、日々移ろう星空などを私流に楽しみたいと思います。

昨夜からの雨が朝にはかなり強くなり、梅雨入りが感じられる天気となりました。

 

ところが昼過ぎには青空が広がり、夏至の太陽が頭上から強烈な光を浴びせかけてきたところで、久々の撮影・観望を楽しむことができました。

 

陽射しは強かったのですが、思った以上に露光時間を必要としました。

青空が広がってはいても、薄雲が掛かっている状態なのかと不思議に思われましたがカメラは正直です。

 

撤収後に撮像をPCで確認したところ、やはりベールがかかったようにぼやけていました。

雲とは認識できない遮光物があったのでしょう。

 

陽射しが強く太陽方向を直接見ることは避けましたが、青空が広がっていました。

雨上がりでもあり湿度もかなり高かったので、大気中の水蒸気が邪魔をしているのではないかと思うところです。

 

 

太陽面の活動は、大きな活動域が3群確認できましたが、大規模なプロミネンスは見えませんでした。

縁に来れば、見事なプロミネンスとして見えるであろうダークフィラメントが1本目立っていました。

 

 

6月21日 夏至の太陽(Hα光による拡大撮影)

2024年6月21日12:35 コロナドPST(口径40㎜:f10) Celestron8-24㎜(12㎜)zoomアイピースによるコリメート canon PowerShot S120 ISO800 1/8秒 10mm(35㎜換算46mm)f3.5 固定撮影(スコープテック・アトラス用経緯台) Microsoft フォトで調整・トリミング

 

 

同じ撮影画像の調整バランスを変えた6月21日 夏至の太陽

 

 

 

PSTの透過光幅を調整し撮影した「黒点」

 2024年6月12日12:33 コロナドPST(口径40㎜:f10) Celestron8-24㎜(12㎜)zoomアイピースによるコリメート canon PowerShot S120 ISO800 1/15秒 10mm(35㎜換算46mm)f3.5 固定撮影(スコープテック・アトラス用経緯台) 

 

 

奇しくも本日近畿地方が梅雨に入ったとみられるとの発表がありました。

平年より15日、昨年より二十日以上遅い梅雨入りです。

これからしばらくは、ぐずついた天気が続き、天体を見るには難しい時期となります。

 

久々の太陽撮影・観望が夏至の日になり、黒点の多い大きな活動域も見ることもでき、天体趣味を十分に楽しむことができました。