セルフダーマペンの消毒用エタノールはどれがいい？

消毒用エタノールの種類

消毒液には「無水エタノール」「消毒用エタノール」「消毒用エタノールIP」の3種類があります。以下の使い方では、殺菌効果はどれも同じです。

「無水エタノール」…エタノール100%。価格が高い。原液のままでは消毒効果が低いので薄めて70〜80%にして使用。

「消毒用エタノール」…価格が安い。薄めずそのままで消毒効果あり。医療器具の消毒などにも用いられる。

「消毒用エタノールIP」…消毒用エタノールに*イソプロパノールを少量含む。酒税がかからないため、かなり安い。ごくわずかに毒性があるので、肌が弱い人は避ける。

* イソプロパノール→アルコールの一種。飲むことはできない。多量に摂取しないと毒性を生じることはない。最低の中毒量は体重1キログラムあたり223mgの経口摂取(健栄製薬HPより)

ダーマペン施術前の消毒

消毒用エタノールと消毒用エタノールIPは、どちらも手指消毒、肌の消毒、器具の消毒に使えます。

消毒用エタノールIPについては、イソプロパノールの毒性が気になるかもしれません。ただしダーマペン施術前の消毒の場合、直接体内に摂取しなければイソプロパノールはすぐに蒸発してなくなるので、特に肌が弱いという方以外はそれほど影響なく消毒用エタノールIPを使用できます。

ダーマペン施術後の消毒(本来は不可)

まず、施術後の傷口を消毒することは細胞を破壊するのでNGです。ただし、万が一、なんらかのアクシデントで傷口が汚染してしまった場合の話として考えてみると…

一応軽度の傷口については消毒用エタノールのみ適応しますが、消毒用エタノールIPは適応しません。わずかですが毒性の問題からです。

そもそもエタノールで消毒するとかなり沁みますので傷口には不向きです。傷口の成長因子を洗い流してしまうので、ケガの場合に傷口自体の消毒はせずに洗い流すだけでその後の処置をする方がいいという医者もいます。

消毒は事前に済ませて衛生状態を保ったままダーマペンをし、施術後の傷口の消毒は避けましょう。

出典: kenei-pharm.com, otcdrugs-health foods.info

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