大沢たかお主演の「桜田門外の変」。
暗い映画や。
水戸藩の侍が脱藩して浪士となり、時の徳川幕府の大老である井伊直弼に、天誅を下す。
ストーリーとしては、よう知られとる事やけど、映画作品として、これをどう料理するかやな。
今回の作品は、時系列に物語をたんたんと進めるんやのうて、事件を核に、そこに至った背景をフラッシュバックさせて描いとった。(なかなかのやり方や)
また、事件のその後、丹念に掘り下げていった。
当時の日本を取り囲む国際情勢は、イギリスと清とのアヘン戦争の後で、清がヨレヨレになったとこや。
海外の列強国にやられるのは、次は日本やいうことで、日本国内の議論が沸騰しとる最中やった。
えっ~!今の日本と丸っきり同じやないか!
アメリカの支配下で65年。
さらに、ロシアと中国に侵略されかかっとる日本。
同じでないのは、肝心の為政者の、意図的なのか、まったく馬耳東風やいうこと。
平和ボケ言う言葉あるけど、国難に対する認知症やろか。
江戸時代やったら、もう「桜田門外の大変」くらいになっとったかもしれん。
ところで、大沢たかおは、タイムスリップの医者物語「仁」といい、江戸時代づいとるなあ。