今お世話になっとる道場の師範も、70代もなかばになると、しんどいんやろと思う。
門下生の手を取って指導しとる時間より、椅子に腰かけたり立ったりして、何気なく稽古の様子を見とる時間の方が多くなってきた。
そのせいか、細かい実技指導をせんもんやから、白帯の連中の技の掛け方がちゃらんぽらんやな。
もう、基本ができてないの一語尽きるなあ。
ほんで、わしが技の意味いうか、理合を教えるはめになる。
つい先日も、もう信じられん光景を見てしまうた。
わしが稽古相手でひいきにしとる若手がおるんやけど。
たまに、その若手が皆の前で、師範の受けをとることがある。
両手取りで師範の手首を思いっきりつかんだ。
ぎょえ~。
師範がすんなり動けん。
若手を崩すのにエライてこずっとるがな。
こういう時、バリバリの師範代がおれば、師範に恥かかさんと済むやろになあ。
