続きです
中村
「ちゃんと、聞きたい」
私
「言わない 笑」
中村
「なんだよー
俺だけまた勝手に
振られてるし」
と私の脇腹を
ふざけて
こちょこちょしてきた
不意打ちで
私は椅子から少し
ずり落ちそうになり
慌てた中村くんが
ガッツリ肩を抱いて
助けてくれた
思いがけず
かなり密着する事になり
恥ずかしくて目を逸らせたら
中村君が
そろそろ行こうか､､､
と言って
私の分のお会計も一緒にしてくれた
外にでて
タクシーをとめて
一緒に乗り込み
中村
「まだ時間大丈夫？」
私
「うん」
この時タクシーの車内では
中村君が私の手に
自分の手を重ねていて
恋人繋ぎにしてきながら
運転手さんに
行き先になると思われる
ホテル名をつげた
車内は無言で
私の心臓の音が
響き渡りそうなぐらい
緊張とドキドキして
苦しいぐらいだった
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