更年期と闘う専業主婦です。
家事や収納、オススメ商品など
日々の生活の色々をつぶやいています。
私が経験した毒親との絶縁までのお話も書いていきます。 このお話は30年くらい前の話です。
こちらの話の続きになります
最初から読む方はこちらから
母が選んだ、母好みの青い新古車が納車され
私は電車通勤をやめて、車で通勤するようになりました。
渋滞を避けて早めに家を出ると初心者の私でもスイスイ走れて
何より疲れた時に満員電車に乗らなくて済むし、快適です。
好みの色ではありませんが、乗っていたら何色の車かなんて自分では分かりませんし
内装や元からオプションで付いていた装備が良いものが多く
だんだん愛着も湧いてきていました。
そして、アルバイト先にも車で行くことになるのですが
繁華街近くにあるパーキング料金が高いのです。
(正社員で働く会社は車通勤OKでパーキング無料、ガソリン代も交通費として出ました）
毎回、約3時間のアルバイトで稼いだお金の1時間分くらいは
パーキング料金で無くなってしまいます。
これはもっと同伴や指名を増やして頑張らないと
父がキャッシングしたお金を返済するのがやっと
いや、ひょっとしたら足りなくなるかもしれません。
正社員のお給料は車の維持費に回したいし
どうしたものかと、頭を悩ませていたのですが
そんな時、チーママからあるお願いをされたのでした。
「
まるちゃん、お客様の車を移動して来てくれない？」
当時、まだ飲酒運転の規制が今ほど厳罰では無かった頃
「
ちょっと飲んで帰るだけだから」と車で来て
繁華街の傍の駐車場から数分歩いて来るお客様も居られました。
ちょっとのつもりがお店をハシゴをしてしまい車を置いてタクシーで帰る
なんて事も良くあることでした。
ですがさすがに1晩車を繁華街近くのコインパーキングに置いておくのは
車上荒らしや傷を付けられるなどの心配もあり
繁華街の中の大きな駐車場なら高額ですが係員が24時間在中しているので
そちらに移動して欲しいと言うのです。
免許を取って間もない時期でしたけれど
自分の車で毎日通勤していることで運転にも比較的早く慣れ
お店の中でお酒を飲んでいないのは私だけだったので
私は「
分かりました」とお客様の車のキーをお預かりしたのでした。
つづく