世界最古の完全な形で残っている楽譜は
セイキロスの墓碑銘(ぼひめい)
2千年前のギリシアの詩人
セイキロスの妻の墓に刻まれている楽譜です。
墓石には歌詞が刻まれていて
歌詞の行間には
古代ギリシアの音符による旋律があります。
歌詞は
Ὅσον ζῇς φαίνου / Hóson zễis, phaínou
μηδὲν ὅλως σὺ λυποῦ· / mêdèn hólôs sù lupoû ;
πρὸς ὀλίγον ἐστὶ τὸ ζῆν / pròs olígon estì tò zễn
τὸ τέλος ὁ χρόνος ἀπαιτεῖ. / tò télos ho khrónos apaiteî.
生きている間は輝いていてください
思い悩んだりは決してしないでください・
人生はほんの束の間ですから
そして時間は奪っていく物ですから。
墓石に刻まれた歌詞や音符以外の文言は
Εἰκὼν ἡ λίθος εἰμί.Τίθησί με Σείκιλος ἔνθα μνήμης ἀθανάτου σῆμα πολυχρόνιον
わたしは墓石です。セイキロスがここに建てました。決して死ぬことのない、とこしえの思い出の印にと。
セイキロス自身が
妻のエウテルペに
この楽曲を捧げたものだと考えられています。
歌詞の内容からすると
妻が亡くなる前に贈った歌でしょうか。
現代でも
思わず「そうそう」と言いたくなるような
共感できる歌詞ですね
私は
生きている間は輝いていてください
という歌詞が1番心に響きました。
妻に向けた
いろんな思いが込められているんだろうなぁ。
メロディーもとっても素敵なんですよ
私は何度も聴いてしまいました
下記の青字をクリックすると
残されている楽譜を元に
歌われている音楽を聴いていただけます
50秒の音源なので
ぜひあなたも、聴いてみてください
この音楽
何だか身体に染みてきませんか
約2000年前。
日本でいえば
聖徳太子や卑弥呼の時代よりも昔の弥生時代。
そんな遥か昔に作られた
愛情いっぱいの
歌詞とメロディーが
今も残っていて歌い継がれているなんて
素敵なことだと思いませんか
バレンタインの今日は
遥か昔から伝わる
妻を思う愛の音楽をご紹介しました
生徒さんたちの笑顔が私の原動力
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