在宅ヲタのAKB48小説~orz☆ -33ページ目

AKB学園物語3~校長室で~

「だから~何年生の人かは分からないんですけどその3人組がタバコを吸ってて…」「君に見つかり地面にタバコを捨てて逃げていった…と」萌乃が話しを終える前に校長が続きを言った。「そうなんです!とにかく私はタバコなんて体に悪いもの吸ってなんかいません!」萌乃が強く言い切ると「うーん…」校長はまだ納得していない様子だった。

「うちの学校にタバコを吸う生徒なんていな…」「じゃあ私は吸う様に見えるんですか!?」今度は校長が言い終わる前に萌乃が話を遮った。「うーん君の事はよく分からんし…」

駄目だ…何回説明したら分かって貰えるんだろうか…校長室についてから萌乃は何回も同じ事を説明している。

どうしようまさか本当に私が吸った事にされて謹慎なんかになったら…萌乃は泣き出したくなったがそれを抑えた

何か自分が吸ってない証拠になるようなものがないかを考えよう…う~ん駄目だ…証拠なんてな…萌乃が頭を悩ませていると
ガチャッ

「先生ーっ宿題遅れてすいませんでしたー」校長室のドアが勢いよく開いたかと思ったら校長室に響く大きな声でそう言い女子生徒が一人入ってきた。

萌乃も校長も口をポカンと開けて何がなんだか分からずその女子生徒を見つめていると

「…あっえっとすいません職員室と間違えましたーっ」と慌ててその人は校長室から去っていった。

何今の人?ものすごく可愛かった気がする…いやそんなのどうでもい…ってあれ?何かあの人どっかで見た事ある様な…萌乃が思い出そうとしていると
ガチャッ

また校長室のドアが開いたかと思うとさっきの人が萌乃にいきなり抱き付いてきた「可愛いーすごく可愛い♪見掛けない顔だけど転校生?ねぇ誰?」

いきなら抱き付かれ驚き尻餅をついたが「私は仁藤萌乃っていいます1年で…えっと転校生じゃありません」と応えた。その後あれ何で私は自己紹介してるんだろう?と思いながら立ち上がった

「いきなり抱き付いちゃって御免っ私の名前は…」コホンっ「今は仁藤君の事で取り込み中なんだが」その人が名前を言う前に校長が咳ばらいをして言った。

「あっすいません」その人は校長に謝ると「んっ?取り込み中?何かもえぴ悪い事したの?」その人は萌乃の方を向いてそう言った

えっ?もえぴって私の事?えっ何いきなりあだ名付けられた…?

校長はガクっと崩れるとハァーっと溜め息をついた「仁藤君…話さないと彼女出て行かなさそうだからさっきの出来事を説明してやってくれ」と萌乃に向かって言った。

えっ?この人に話しても意味ないような…と萌乃は思ったが仕方なく話す事にした。



続く

AKB学園物語2~トラブル~

校門を抜けるとすごく広いグラウンドだった今は授業中なのか誰一人姿が見当たらない。

「あっ…困ったなーそういえば私校長室知らないよ~」萌乃は自分が行かなきゃいけない肝心の場所、校長室を知らない事に今更気付いた。萌乃が誰かに聞こうと周りを見渡すが誰もいない。

「とりあえず中に入って誰かに聞こっかな」玄関へ向けて歩き出そうとした時、グラウンドを囲むように木々が生い茂ってる中、草々の茂みに誰かの話し声が聞こえた。「んっなんか話し声が…」萌乃は気になったので茂みに向かって歩き出し除き込んだ。

そこには向かい合ってヤンキー座りをしタバコを吸う3人組の姿があった。「わっなんだよお前」萌乃の姿に気付いた3人組の一人が驚いて萌乃に言った。「えっ先公!?」それに驚いたもう一人が慌ててタバコを地面に捨てた、するともう一人も慌ててタバコを捨て萌乃の方向に振り向いた「先生これは…ってなんだ見掛けない顔じゃん1年か」

ヤンキーだと思われる人達は安心した顔をすると立ち上がりその場を去ろうとした。「ちょっとタバコってダメじゃないですか!」萌乃が去ろうとする3人組に向かって言うと「うるさいよ1年…先生に絶対ちくんなよ!」と3人組の一人が言い去っていってしまった。

「もう~タバコなんて体に悪いも…ってこれまだ火がついてる!」萌乃はさっきの3人組が地面に捨てたタバコにまだ火がついてるのに気付き急いで靴で踏んづけて消した。「えいっえい…ふぅ~これで安心」萌乃が一息ついた瞬間…




「何をしてるんだね?後ろから急に話しかけられた。「えっ?」萌乃が振り向くとそこには校長先生が立っていた。校長は萌乃の足元のタバコの吸い殻に気付くと「君は今日初めて登校する仁藤萌乃君だよね?初日からタバコとは…」と言った。

「ちっ違うんですこれは…」萌乃が慌てて理由を説明しようとすると「とにかく…この件に関しての話は校長室で詳しく聞かして貰う」と校長に話を遮られた。


「そんなー」萌乃はガックリした。思わぬ形で校長室に行ける事になったのだが果たしてこの校長先生に話して分かって貰えるのだろうか…


萌乃はハァーっと深く大きな溜め息をつくと黙って歩く校長の後を追いかけた



続く

AKB学園物語1~初日~

「いや~やっぱりすごいなぁプロの選手って」

5月の晴れ渡る青空の下アパートの一室で一人ソファにくつろぎながらTVのNEWSを見て呟く女の子の姿があった。

彼女の名前は仁藤萌乃、これから彼女が向かうAKB学園(女子校)の1年の生徒である。

栃木にある実家から高校へ入ると同時に上京してきた萌乃はアパートで1人暮らしをし4月の間はある理由で休学していた。その為今日が初めて学校に通う日だった。

「私も朝岡選手みたいになれるかなー」萌乃がTVに映っている野球の選手を見ながら呟いた。萌乃が見ているNEWSは野球の事についてのNEWSであった。

だが萌乃のいう「朝岡」というプロの野球選手は男ではなく女だった。そう…いつしか時代は進み女性も野球を始める時代になり、プロ野球団がいくつもあり高校でも甲子園があるくらい世は女性の野球ブームになっていた。

「あっもうこんな時間じゃん」萌乃は野球のNEWSに夢中になってしまいすっかり学校に行く事を忘れてしまっていた。時計を見ると時計の針は12時30分をさしていた。

「確か校長先生は1時頃に校長室にって…早い目に行こっか」萌乃はソファから立ち上がり学校の鞄を持って玄関へ向かった。軽快に靴を履くとつま先をトントンと軽く地面で2回叩いた「行ってきまーす…って誰もいないけど」一人でツッコミを入れると玄関のドアを開けアパートを後にした。



「うーん良い天気っ」萌乃は軽く伸びをしながらスタスタと学校への道を歩くとあっという間にAKB学園についた。萌乃のアパートから学校までは徒歩で約10分くらいの距離である。


校門の前までやってくると「それにしてもA(明るく)K(可愛いく)B(文武両道に)…略してAKB学園だなんて変わった学校だよね」と萌乃は呟きクスっと笑った。


これから私の新しい学校生活が始まる…友達出来るかな?少しの不安はあったがわくわくした気持ちの方が大きかった。

「これから宜しくお願いしまーす!」

誰に言う訳でもなく校門の前で学校に向けてペコリとお辞儀をし挨拶をした。萌乃はまたクスっと笑うと校門を抜けて歩き出した。



続く