ささぴーさんの長い文章 ☆ぐぐたすからお引越し☆ -4ページ目

ささぴーさんの長い文章 ☆ぐぐたすからお引越し☆

Google+で公開していた舞台観劇、SKE48公演の感想ブログのアメブロ移籍版です。
めちゃくちゃ長い文章で感想書いてますが、お時間のある時にお読みください。

◎Twitter https://twitter.com/sasapy2016_MB

アリスインプロジェクト 2019年名古屋公演

「アリスインデッドリースクール楽園NAGOYA」 観劇感想 その②
 




ここからは、キャスト個別感想です。
その②ではダブルキャストさん。その③④ではシングルキャストさん。
その⑤はゲストキャストの高橋萌さん、若林倫香さんで進みます。
なので、個別に観たい方は②~⑤で好きな方を見て、⑥に飛んでください。(笑)


まずは、ダブルキャストさんの感想です。
役に付きお二人で感想を纏めます。

全体的に今回のダブルキャストさんについて、
いつもは組によって役の個性とか違いが出てきそうなんですが、
概ね、お二人ともその役に真摯に徹していて、出ても若干で。
組同士の差がないくらいの出来栄えかなと思いました。

どちらの組を見ても同一の劇を見ているような瓜二つ感。
各組5回の公演というか、10回の公演として1つずつ確立してる。
1回の公演だけ観ても、今回の名古屋のデッドリーの良さを感じたのかなと。
ダブルキャストって必ず差分が出ますが、
おおむね出ないのはホント素晴らしかったなというのは感じましたね。



◎猪狩薫役
(光組)かのんさん(La・花ノたみ) (風組)岡田歩佳さん(Star☆T)

ソフトボール部の2年生で高森を庇う存在。
諸事情で退部したベニシマを酷く非難していて。
庇う優しさと、非難する姿はお二人ともよく演じられてましたね。

お二人とも表情が2パターンとも変えていて、
ベニシマさんにイヤミっぽく言う所は気持ちが感じられそうな表情でした。
かと思えば、それをきっかけに高森の真実を知るようになり、
夜の場面で高森に察するように話すところが意地らしい。
ソフトボール部の内情を知るシーンできっかけになるのが猪狩さんで。
そのきっかけの火の付け方はお二人とも巧かったです。
色んな表情が見れてホントに良かった。

感じいいところ、感じ悪そうに言うところ。
かのんさんも岡田さんもいい感じで演技されるのが良きでしたね。


◎緑浜塔蘭役
(光組)遠山きっかさん(Re:Clash) (風組)ばにらさん(ふぇありーているず!)

ソフトボール部の1年生。ですが、どちらかというと部の先輩よりも
幼馴染のメグちゃんと漫画研究会の先輩夏樹ちゃんと居るのが多い。

トラちゃんの場合は個人的に中盤あたりの
「カラダをおおきくなりたい」とか「オリンピック選手になる」という、
自分のやりたいことを力強く言うシーンが大好きで。

夢を語る時にもちょっと躊躇するところも可愛くて。
意志をはっきり言う所はめちゃくちゃ力強くて。
トラちゃん役のお二人もそこはしっかりと色を出し切ってて。
すごく良かったですね。
漫画研究会の2人とわちゃわちゃしてるところが良いし。
そこが後半の切なさになってきて。印象深いですね。

トラちゃん役の遠山さん、ばにらさんも
しっかりとトラちゃんしてしっかりと演じられていて。
衣裳も素敵で、可愛かったです。


◎宍戸舞役
(光組)杉浦月那さん (風組)野辺沙也花さん(Re:Clash)

保健委員の3年生。
落ち着いた感じで後輩やケガ人を見守る存在。

冷静で見守る感じがお姉さんっぽさと母性もあって。
お二人ともいい感じで立ち回ってましたね。
聖母マリアのような慈悲の眼で見守っているかの感じ。
この人が傍にいるなら何時間でも安心して寝れそうな予感。

マイさんの役って地味な感じになるんですけど、
存在自体がその個性が発揮されているときがあるんですよね。
自分のやりたいことを語ったり、
堂本ちゃんが絶望を感じた時に
「生きる意味なんてのは健康で暇なときに考えればいい」と
きっちり言う所は、さっすが先輩だなと思うんですよね。

そのような役どころだったからこそ、
ベニシマさんが「1年を庇って、最後まで笑ってた」と
セリフを聞いた時にめちゃくちゃ胸がグッと来ちゃいましたね。


◎志倉夏樹役 
(光組)柚木未瑠さん(てぃんく♪) (風組)神野恵里沙さん

漫画研究会の2年生で、メグちゃんを支える立場。

ここまで役の個性が統一されてますねとは言ってたけど、
背丈の違いでお二人は組で別の個性が出てましたね。
柚木さんの夏樹ちゃんは小さくて元気でしっかり者な感じ。
神野さんの夏樹ちゃんはお姉さんの雰囲気がよく出てた。

でも、お二人とも同じ部分はメグちゃんを支える所。
しっかりとメグちゃんの弱い部分をトラちゃんと励まして、
メグちゃんの実力をしっかりと理解して、
引込み思案な彼女の想いを伝える立場。
そこは共通してお二人とも出し切っていたと思います。

あと、4年くらい私デッドリーを観劇して、
初めて夏樹ちゃんが先輩で、メグちゃんが後輩って知りました。
セリフで先輩なのに「メグさん」って謙譲して話してしましたね。
あーこういう関係性なんだと初めて知りました。
今回の名古屋デッドリーだったから認識出来たのかもしれない。


で、ここまでの
トラちゃん、マイさん、夏樹ちゃんの共通して切ない所は
後半で下の階に行ったきっかけでこの3人が居なくなるということ。
マイさんがおそらく後輩たちを庇って襲われて。
しかも、笑顔を絶やさずに果てていったという。

その前半までの笑顔やしっかりした表情や、
キラキラと輝いていた部分があったからこそ、
後半に余計に切なさとしてやってきて。
「良かった日々」を思い返せるくらいの彼女たちの演技は
見てる人にも寂しさを感じてしまうんですよね。

何度も見ているとその笑顔とか姿とか焼き付けたくて。
ああ、いい演技してるなと思いながら、
後半でまた絶望を感じて。ホント素敵な演技です。


◎巣宮春菜役
(光組)桐山奈佑さん(Re:Clash) (風組)しょこらさん(ハッピーパプリカ)

保健委員の1年生でしっかり者。
何でも入ってそうなカバンを持って、お団子の髪型可愛い。
でも、言う時はしっかり言う強い信念の持ち主。
色んな人の意見にも立ち向かってて強い子ですよね。

ここまでも今回のダブルキャストさんは
組の差がなくて統一して演技されているなと思ってますが、
特に言うとハルナちゃんは生き写しな感じで。
てっきりこの子はシングルキャストと思ったくらいの
同じ個性を持って居る双子のような感覚でした。

でも、特にミズキに「人間って卑怯だけじゃない」と反論して、
軽くあしらわれた後に歯向かう様子と、マイさんに慰められる様子。
これは桐山さんが前者で、しょこらさんの方が後者かな。
2人の違う部分を観れたのはそこかなと感じてますが。

この子だけ最後まで生き残るんですよね。
みんなの希望というか、絶対守りたかったひとりだったのかなって。
そんな部分も見せられていて良かったですよ。


◎柏村香役
(光組)須原麻衣さん (風組)藤井見奈子さん

オトナの自衛官組の現場組。
デッドリーの中盤を彩る大事な役割ですね。
このお二人に関しては、それぞれの個性を発揮してました。

須原さんの柏村さんはカッコ良すぎる。
顔にスミとか塗っていて、コマンダーのような装いで。
言動自体もしゃがれっぽい声で男っぽい。
座ってる様もカッコいいし。イケメンっぷりが滲み出てて。

このまま日本刀持ったら更にカッコいいですね。(笑)

須原さん、オープニングのダンスのソロ部分がカッコよくて。
ふえぇぇ!!凄いダイナミック!もう激ヤバでした。
可愛さが溢れている中で素晴らしいダイナミズム。


藤井さんの柏村さんは私自身楽しみにしてた演技。
初めて観た2015年のデッドリーで柏村役をやってて。
それ以来にその演技を観れるのも嬉しいですし。
特に前半3日間で若林倫香さんと演じてたのが印象強くて。
ノブちゃんと柏村さんで出ていたのが、
こうやって自衛官コンビで演技しているのが夢のようで。

藤井さんの柏村は物静かでクールな感じが出ていて。
須原さんのカッコよさとは逆の重厚感のあるカッコよさ。
渋さって言うんですかね。熟練された感じが良かった。

ふじこさんの場合は更に自動小銃を持ったら似合いそう。
傭兵役とか似合いそうじゃないです?
去年、自動小銃抱えて傭兵役をやってた若林さん?(笑)


もう納得のお二人の演技でした。凄かった。
堪能しまくりでした。(^ω^)

 

ということで、「その②」はここまでです。

 

 

 

アリスインプロジェクト 2019年名古屋公演

「アリスインデッドリースクール楽園NAGOYA」 観劇感想その①


2019年
6月5日(水)19:00公演 光組+若林倫香ゲスト(初日)
6月6日(木)19:00公演 風組+若林倫香ゲスト(初日)
6月7日(金)14:00公演 風組+若林倫香ゲスト
        19:00公演 光組+若林倫香ゲスト
6月9日(日)13:00公演 風組+高橋萌ゲスト
        18:00公演 光組+高橋萌ゲスト

6公演観劇(全10公演)
 

 

<注意>

・ほぼネタバレで書いてます。

・その①~⑥まで24000文字近くの内容になってます。

 お時間のある時に読んで下さい。

・「アリスインデッドリースクール」過去作品のことも若干触れてます。


 

 

 



毎年お馴染みのアリスインプロジェクト名古屋公演。


今年は「アリスインデッドリースクール」の上演10周年。
企画イヤーということで、名古屋でも過去作の上演。
今回は昨年8月に東京で上演された
「アリスインデッドリースクール楽園」が再演になりました。

東京では名古屋アリスイン常連のがーなさんが「橙沼霧子」として出演し、
2週間のロングラン出演ののち、「外伝」の位置づけである「最果ての星」にも
「ビデオカメラの女」という役で出演し、4週間も屋上の人に。
「最果ての星」には若林倫香さんが日替わりゲストで出演されてました。


個人的な話になりますが、
アリスインの舞台で、以前上演した作品を別キャストで、
脚本を把握したうえで舞台を観るのは全く初めてになります。


「アリスインデッドリースクール」は
過去に何度も脚本を変えながら上演をされていて、
お話の根幹はほぼ変えてない作品となってます。
ただ、今回の「楽園」については先に東京で上演されたものと脚本が同一。
私も頭の中に把握して観劇する形になります。


なので、あらすじとかは全部カットします。
以前に感想で書いた東京の作品のブログを見てください。(笑)
☆アリスインプロジェクト「アリスインデッドリースクール 楽園」感想(2018/8/18投稿)
https://ameblo.jp/ame-sasapy/entry-12419835899.html


名古屋でのアリスインデッドリースクールの上演は2回目。

以前は2015年にオレンヂスタのニノキノコスターさん演出の
「アリスインデッドリースクールオルタナティブNAGOYA」が最初の上演。
私もこの作品の観劇が、40年の人生で初めての小演劇舞台の観劇で。
大学に入学したばかりの若林倫香さん目当てに観に行きました。

若林倫香さん絡みのお話は後で書きますが、
(鬼のように思い出があり過ぎて長くなる。。。。。)
この「オルタナティブ」が今のデッドリーの基礎作品になってて、
「楽園」はある程度この基礎を沿った形の作品になってるかなと。

恐らく4年前の作品を観た方にも納得しやすい内容でしょうか。
細かい所で変更は入ってますが、大筋は一緒。
私も東京で観た時には名古屋の事を思い出したりしてました。



今回の名古屋の「楽園」と東京と違う点ですが、
当然、キャストさんは全然違う。
これも当然ですが、演出の方も、演出される人も違う。

で、今までの名古屋アリスインは
2名の劇団の演出家さんの持ち回りだったんですが、
(KIMYOの宮谷さんとオレンヂスタのニノキノコスターさん)
今回は、演劇カンパニー「空宙空地」の関戸哲也さんが担当。

名古屋ではめちゃくちゃ名の知れた演劇ユニットさんとのことですが、
私、かなり不勉強で、まったく初めて知る演出家さんで。。。。
どんな演出されるのかも楽しみにしていました。

あと、今回のキャスティングが全く意外性があって。

W主役の墨尾優(ユウ)役が青木里菜さん。百村信子(ノブ)役が綾瀬麗奈さん。
生徒会長の青池和磨(会長)役が和久田朱里さん。
科学部部長の氷鏡庵(ヒカミ)役ががーなさん。

アリスイン常連組のキャストさんの4名の配役が意外で。
たぶん和久田さんが不良の紅島弓矢(ベニシマ)役になるだろう。
東京で橙沼霧子(キリコ)役をやってたがーなさんはそのままだろうと。
そう思っていたのでホントに棚から牡丹餅的な意外性でびっくり。
2か月前の配役発表でSNSのタイムラインが衝撃だったのは記憶にあります。

で、個人的な衝撃は若林倫香さんが竹内珠子(珠子先輩)役で出演したこと。
これも、話長くなっちゃうのでまた後で・・・・・・。


それから、ステージの舞台装置自体も意外でしたね。
今までのデッドリースクールは舞台の下手(観客から見て左)側に
演者さんが出入りする屋上のドアがある出入口があるんですけど、
おそらくたぶん初めて上手(右)側に出入口があって。

だいたいは澱んだ灰色の屋上の舞台になるんですけど、
ドアもピンクですし、見た目ポップ感もあったりとか。
エアコンのダクトや室外機があったり、
貯水槽が出入口の建屋の上にあったり。
これって、意図があったんだろうかなと思ったり。

もしかして、これは「どこでもドア」?というのもTwitterに書いてあったり。


あとは今まで舞台の下手側とかで演じられていた、
生徒会長が自殺する焼却炉のシーンが出入口建屋の上。
今までは火に飛び込むというような演出だったのが、
下へ自分の身を投げ込んでしまうという衝撃度が増して。
これにはめちゃくちゃ驚かされました。

で、舞台装置はあとは屋上の柵とそれくらい。
狭い劇場をより多くステージ部分を取っていて、広く見える屋上。
視覚的効果をライティングに任せて、
後の部分は出来るだけ会話劇で進行するというシンプルさ。

劇中の挿入歌「ポーズボタン」のダンス歌唱の後、
焼却炉のシーンから以降のシリアスなシーンが
前回の名古屋デッドリー、私が観た東京のデッドリー含めて、
身震いするくらいのシリアス度が非常に増して。
怖さ、不安、悲しみ。
内面から抉れるような演出が特に凄みを感じました。
そこは東京との演出上の違いがありました。

前半も含めて言うと、
黄市恵美(メグ)役の小萌きるさんが「お家へ帰りたい」と
気が動転して発狂する所作、
堂本千十合(堂本ちゃん)役の倉岡芽生さんが絶望を感じて、悲しむ様子、
そして、ユウが独りになって絶望の奥底に落とし込まれる様子。
この動作を演じていた青木里菜さんがもう凄すぎて。
客席から細かく動作が確認出来てしまう
身体の震え方がめちゃくちゃ印象的でした。

脚本の流れとかは全部把握して観ているんですけど、
恐怖や孤独感の所作は、初日の段階から凄いなと感じてて。
青木さんのような何度も舞台経験のある演者さんは納得ですが、
小萌さんや倉岡さんのように経験の少ない方も
演技として落とし込めているのは、演者さんの実力もあるけど、
演出家さんの落とし込みも凄いんだろうなと感じてしまいました。


あと東京と違うのはキャラの特徴。

個人的に感じている部分で、妄想になっているかもしれませんが、
東京で上演した時には脚本にキャストさんを寄せている部分があって。

ユウちゃんは爬虫類の小動物みたいに愛らしく元気があって、
ハチャメチャな天然さとハッチャケぶりがあるというのが、
コミック版のデッドリースクール辺りからそういう印象で、
「パラドックス」の橋本瑠果さんや「ノクターン」の若林倫香さんが
その部分を確立したような感じが出来てきて。

東京での「楽園」も遠藤瑠香さんが思い切り全力で演じて、
もう前半部分の面白さを全部かっさらった感じだったので、
ああ、もう脚本自体をそこに寄せてたのかな?と思ってまして。

その脚本からの青木里菜さんのユウちゃんは若干別のキャラ。
自由奔放で天然な部分の軸の部分は同じにはなりますが、
青木さんのふんわりふわふわな感じが反映されたキャラですね。
なんか、攻撃的なボケのユウが、不思議ちゃんになったような感じ。

ノブちゃんはツッコミ役ですが、人格者で、ユウを手懐ける感じで
ユウちゃんの対極と言う感じが強い役だったんですが、
綾瀬麗奈さんのノブちゃんはボケの雰囲気も持ったようなツッコミ。
拡大解釈したらダブルボケになりそうな感じ。
時折、ふたりで一緒におどけていている部分があって面白くて。

ユウちゃんを見守る部分は、なんかお姉さんな感じがして、
綾瀬麗奈さんの抱擁感や優しさの部分が滲み出てるなと。
ユウちゃんを全部受け止めているんですよね。
見守る眼差しが優し過ぎて、安心感がありすぎる。

今回のノ☆ビューンの2人は名古屋で独自の色を付けた感じ。
最初観た時にはびっくりでした。
何度も見ると確立化されたキャラとしてハマりましたね。


あと、会長のお付としての村崎静香(シズカ)が
東京での最上みゆうさんが超個性のある演者さん。
めちゃくちゃうるさ過ぎて、イメージ的に濃厚背油ガッツリ系な
会長のストーカーぶりを見せてましたが、
今回のりんさんはちょっとマイルドにしたような感じ。
でも、徐々にそのうるささを日々加速したようなのを感じました。
「会長大好き」がマシマシになってましたね。(笑)


堂本ちゃんは知的な部分が東京では結構多かったんですが、
今回の倉岡さんの堂本ちゃんはめっちゃ可愛い。
辻井水貴(ミズキ)役の金城詩織さんに
執拗に想いを寄せる感じがもう愛らしくて愛らしくて。
東京のシズカの感じが堂本ちゃんになった感じはありますね。
こちらは家系のスープあっさり、あぶら少な目という感じかな。


他にもキャラ特徴の差異はありますが、
キャストさん個別で感想を書きますので、ここではこれまでにして・・・・・・。


同じ脚本の東京初演の作品ですけど、
完全に名古屋の色として独自性を打ち出していて。
単純に東京からの焼き直しというモノじゃなくて良かったです。
比較しても個性が際立っている「もうひとつのデッドリー」で。
たぶん、東京を観劇した人にも納得の出来になってただろうなと。

名古屋ってある意味隠れた「全力感」があって。
これまでの演出陣もアツさや華麗さや全力感があって。
キャストさんも多くは名古屋のアイドルさんやアイドル出身の方。
名古屋のアイドルは全般的に「全力感」があるグループが多く、
舞台の取り組み方も全身全霊でぶつかってくる。

前のめりな強さが今回の舞台でも感じられて、
今回の関戸さんの演技の細やかさが加わって、
また新しい名古屋の色を打ち出せたような気がしています。
やっぱ、名古屋アリスイン変わらず面白いなと思った感じです。
東京と比較する自体野暮だったのかも。

「この作品」として真摯に観劇して、
ストレートに感じ取るのが正解かもしれないなと言うのは、
初日の後半部分から、2公演目の全般見て感じ取れました。

初日から観てたんですが、光組初日は緊張感が全面的に伝わって、
特に前半のポーズボタンの前までは不協和音みたいなのがあって。
バラバラ感が強かった印象でした。
でも、後半のユウの演技の凄みとかシリアスさが増して、
ググっと引き込まれるような感じがして。

でも、次の日の風組初日は、不協和音が全く無くなって。
そこからの作品自体のスムーズさやテンポが良くなってきて、
だんだん加速して良くなった感じがありましたね。


今回のキャストさんも初出演の方も多くて。
結構この子今後芝居やって欲しいなと思う方もちらほら。

アリスインの名古屋公演は常連組と初舞台組のバランスが良くて。
今回だと常連組は綾瀬さん、青木さん、がーなさん、和久田さん、藤井美奈子さん。
ゲストの高橋萌さんは2014年のアリスイン初演から出ているし、
若林倫香さんは3度も主演として出演している。
あ、りんさんもいつの間にか常連組になってきてますね。

アリスイン名古屋は「学校」みたいな雰囲気があって。
常連組が後輩メンバーを引っ張って作品として底上げして行って。
その伝統が良い感じで繋がって6年間で出来上がってきている。

この中からお芝居に興味を持って、
本格的に舞台俳優さんとして活動している方もいらっしゃって。
がーなさんや若林倫香さんはそのケース。
綾瀬さん、青木さん、和久田さんもアイドル活動をしながら
色々な舞台に出演されている。
青木さんの所属している事務所さんも、
本格的に俳優養成をしようと本腰入れているようですしね。

これからアリスイン名古屋の公演が続いていきそうな
そんな予感のするキャストさんもいらっしゃったので、
ご本人の意思次第ですが、来年以降もお芝居してほしいなと感じてます。

ということで、その辺りなど、
キャストさん個別の感想はこの後「その②」で。



さあ、今年もどこまで感想が続くかな?????
平松さん、今年も長くなりそうです。(笑)


 

 

アリスインプロジェクト 6月名古屋公演

「アリスインデッドリースクール楽園NAGOYA」

 

初めて舞台を観る人への、舞台観劇ガイド
(うりんこ劇場対応版)
 

 



◇そのまえに、うりんこ劇場へのアクセス

◎公式のアクセス

http://alicein-nagoya.info/

地下鉄東山線、藤が丘方面「一社」駅下車。
南口バスターミナルより3番のりば
市バス「幹一社1」系統に乗り
6つ目のバス停「宮根」下車。
前方信号「京命」右折徒歩100m。 

※猪高車庫行きは宮根まで行きません。

 

◎公式じゃないアクセス
名古屋駅からも
市バス「基幹2」猪高車庫行きに乗り、
終点で降りて、歩いて5~10分程度で
うりんこ劇場に行くことも出来ます。
バス一本ですので210円で行けます!
ちょっとぐらい歩いてもOKと言う方はおススメです。

 

◎車で行く人へ
コインパーキングは少ないですが、
歩ける距離に2~3件はあります。
台数が少ないので、すぐ埋まることもあります。

一社駅周辺だとコインパーキングも多く、
駐車してからバスで行くのもおススメです。


ちなみに、一社駅からうりんこ劇場までは
歩いて30分です。

劇場近くのパチンコ屋さんには駐車しないでね☆




それでは舞台観劇ガイドです。(ノ・ω・)ノ



Chapter1:服装編

◎舞台観劇の際にはドレスコードはありませんが、
派手ではない普通の服装で行きましょう。
普段着で、静かに、映画を見る感覚で
劇場に行けば問題ありません。

◎ただし、推しメンの生誕Tシャツや、推しTシャツなど、
場合によっては演者さんが嫌がる場合も
ありますので配慮は必要です。

物販のTシャツは全然OKですよ!


◎コスプレ、華美な衣装なんかはもってのほかです。
普通の服装で行きましょう。

◎うりんこ劇場は土足厳禁で入場時に靴をぬぎます。

備え付けのスリッパに履き替えることも出来ます。

脱ぎやすい靴で来場されることをお勧めします。
ロングブーツは結構大変です。
靴箱が入り口にありますが、早く埋まることがあります。
その際は靴を袋に入れて入場となります。



Chapter2:観劇編

 

◎持っていく荷物は極力小さめで。
あまり大きすぎて、席の近辺に置きにくくなり、
お客さんの往来の邪魔になる時もあります。
※特にうりんこ劇場は座席下・近辺に

スペースがないので注意が必要です。

◎開演は時間きっちりに、いきなり始まります。
開演予定時刻の10~15分前には席に着いておきましょう。
(たぶん)開演前にブザーとかも鳴りません。
ビックリするくらいいきなり劇が開始します。

(開演前アナウンスか、前説があります)


◎上演途中トイレに行くと観劇している他のお客さんや、
演者さんの演技にも影響が出ます。
可能な限り事前に済ませておきましょう。
直前に利尿作用のある飲み物は飲まないとか。
(コーヒーや、ドリンク剤、アルコール類など。)

◎途中入場とかもあまり好ましくありません。
出来るだけ開演前に早く入場しましょう。
劇中に別の空いてる席に移動するのもお控えください。

◎携帯電話、スマートフォンなど音の出る機器、
光を発する機器は、電源から切りましょう。
マナーモードでバイブレーション通知にしても、
振動音で他の方が気に障る場合がありますし、
ワイヤレス操作の演出装置を使用の場合、
劇の途中、装置が異常動作を起こすことがあります。
基本的に・・・ではなく、絶対電源から切りましょう。
※緊急地震速報など発令した場合は劇を中断したうえで、
スタッフさんから指示があります。

◎カメラ等、録音録画機器もNGです。
持ち込むだけで疑われることもありますので、ご注意を。

◎飲食物も基本持ち込みできません。
たまにペットボトル入りの飲料水を持ち込んでる方もいますが、
出来るだけ観劇中に飲むのは控えた方が良いです。
(特に炭酸系は絶対NGです。シュッッッッ!と音が・・・・・)

◎劇中の演者さんへのコール、掛け声は基本厳禁です。
応援だと思ってもそれは演者さんへのマイナス要素になります。
絶対にお控えください。

終演後のカーテンコールはOKですが、度を過ぎない程度で。


◎応援グッズや、ペンライト、サイリューム、推しうちわなどを持っての
観劇は好ましくありません。目立たなくても目立ちます。
グッズ等を演者さんが見て気が散ることで、
セリフが飛んでしまったり、せっかくの演技に影響が出ます。

◎ただし、面白い時にはめいっぱい笑って、
泣きたい時には思いっきり(大きく声に出さず)泣きましょう。
逆にその反応が少ないと演者さんが不安に感じる時があります。

◎終演後には全キャストさんが登場します。
その際には拍手で演者さんを讃えましょう。
「カーテンコール」では、

拍手が演者さんにとっての心の栄養になります。

◎舞台でのアンコールは「拍手」でお願いします。
場合によっては「ダブルカーテンコール」
「トリプルカーテンコール」になって、めっちゃ盛り上がります。
(毎年ダブルはなかなか起こらないのよね~)




Chapter3:終演後編

◎アリスインプロジェクトさんの舞台では
終演後にサイン&握手会が開催されます。

◎基本的に物販購入指定金額ごとに1回、
希望のキャストさんとサインと握手が出来ます。
(去年は2000円で1回です。)

◎運営ルールについては事前のアナウンスをご確認を。

◎キャストさんによっては
事務所NGでイベントに出演出来ない、
年齢などの時間制約、さまざまなオトナの事情で
イベントに参加されないキャストさんもたまにいます。

◎またキャストさん個別での
チェキ会などの物販イベントもあるかもしれません。
(キャストさん個別のSNSをチェックしてください)

◎キャストさんは生の声の感想を聴きたがっているので、
良いところも、更に良いところも、色々伝えてみましょう。
物販イベントでも、後日別のイベントでも大丈夫です。
かなり気にかけてます。めっちゃ気にしてます。

◎ツイッターなどSNSをやっていると、
アカウント名を言ったとたんに「知ってる~」と反応するキャストさんも。
リプをいつも頻繁に送っていたら是非とも伝えてあげましょう。

頻繁に観劇していれば覚えられてる可能性もあります。(笑)


◎SNSを通じて感想をあげるのも効果的です。
今回の舞台ではハッシュタグ「#デッドリー楽園N」とつけておくと、
キャストさん、スタッフさんがエゴサします。

キャストさん。かなり感想に飢えている可能性が高いです。

良かった部分はめっちゃ盛って褒める感じで。

悪かった部分はそれなりに。


◎舞台は1回観劇しただけでは理解できない場合があります。
2回、3回観劇すると話の内容も理解できますし、
違った場面の面白さも見つかるはずです。
特に今回のお話は非常にお話が難解かもしれません。

2度見ると何となく理解できます。

5回観ると絶対理解できます。

10回観ると最高に理解出来て、主催者さんが喜びます。(笑)
 

 

 

最後に・・・・・・・この作品について

 

屋上で、女子高生がパンを食べる作品になってます。(笑)

 

 

 



ぜひとも最低限のマナーを守って、楽しく舞台観劇ができますように。
いい時間を過ごしましょう。(^ω^)