アリスインプロジェクト「アリスインデッドリースクール楽園NAGOYA」感想その② | ささぴーさんの長い文章 ☆ぐぐたすからお引越し☆

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アリスインプロジェクト 2019年名古屋公演

「アリスインデッドリースクール楽園NAGOYA」 観劇感想 その②
 




ここからは、キャスト個別感想です。
その②ではダブルキャストさん。その③④ではシングルキャストさん。
その⑤はゲストキャストの高橋萌さん、若林倫香さんで進みます。
なので、個別に観たい方は②~⑤で好きな方を見て、⑥に飛んでください。(笑)


まずは、ダブルキャストさんの感想です。
役に付きお二人で感想を纏めます。

全体的に今回のダブルキャストさんについて、
いつもは組によって役の個性とか違いが出てきそうなんですが、
概ね、お二人ともその役に真摯に徹していて、出ても若干で。
組同士の差がないくらいの出来栄えかなと思いました。

どちらの組を見ても同一の劇を見ているような瓜二つ感。
各組5回の公演というか、10回の公演として1つずつ確立してる。
1回の公演だけ観ても、今回の名古屋のデッドリーの良さを感じたのかなと。
ダブルキャストって必ず差分が出ますが、
おおむね出ないのはホント素晴らしかったなというのは感じましたね。



◎猪狩薫役
(光組)かのんさん(La・花ノたみ) (風組)岡田歩佳さん(Star☆T)

ソフトボール部の2年生で高森を庇う存在。
諸事情で退部したベニシマを酷く非難していて。
庇う優しさと、非難する姿はお二人ともよく演じられてましたね。

お二人とも表情が2パターンとも変えていて、
ベニシマさんにイヤミっぽく言う所は気持ちが感じられそうな表情でした。
かと思えば、それをきっかけに高森の真実を知るようになり、
夜の場面で高森に察するように話すところが意地らしい。
ソフトボール部の内情を知るシーンできっかけになるのが猪狩さんで。
そのきっかけの火の付け方はお二人とも巧かったです。
色んな表情が見れてホントに良かった。

感じいいところ、感じ悪そうに言うところ。
かのんさんも岡田さんもいい感じで演技されるのが良きでしたね。


◎緑浜塔蘭役
(光組)遠山きっかさん(Re:Clash) (風組)ばにらさん(ふぇありーているず!)

ソフトボール部の1年生。ですが、どちらかというと部の先輩よりも
幼馴染のメグちゃんと漫画研究会の先輩夏樹ちゃんと居るのが多い。

トラちゃんの場合は個人的に中盤あたりの
「カラダをおおきくなりたい」とか「オリンピック選手になる」という、
自分のやりたいことを力強く言うシーンが大好きで。

夢を語る時にもちょっと躊躇するところも可愛くて。
意志をはっきり言う所はめちゃくちゃ力強くて。
トラちゃん役のお二人もそこはしっかりと色を出し切ってて。
すごく良かったですね。
漫画研究会の2人とわちゃわちゃしてるところが良いし。
そこが後半の切なさになってきて。印象深いですね。

トラちゃん役の遠山さん、ばにらさんも
しっかりとトラちゃんしてしっかりと演じられていて。
衣裳も素敵で、可愛かったです。


◎宍戸舞役
(光組)杉浦月那さん (風組)野辺沙也花さん(Re:Clash)

保健委員の3年生。
落ち着いた感じで後輩やケガ人を見守る存在。

冷静で見守る感じがお姉さんっぽさと母性もあって。
お二人ともいい感じで立ち回ってましたね。
聖母マリアのような慈悲の眼で見守っているかの感じ。
この人が傍にいるなら何時間でも安心して寝れそうな予感。

マイさんの役って地味な感じになるんですけど、
存在自体がその個性が発揮されているときがあるんですよね。
自分のやりたいことを語ったり、
堂本ちゃんが絶望を感じた時に
「生きる意味なんてのは健康で暇なときに考えればいい」と
きっちり言う所は、さっすが先輩だなと思うんですよね。

そのような役どころだったからこそ、
ベニシマさんが「1年を庇って、最後まで笑ってた」と
セリフを聞いた時にめちゃくちゃ胸がグッと来ちゃいましたね。


◎志倉夏樹役 
(光組)柚木未瑠さん(てぃんく♪) (風組)神野恵里沙さん

漫画研究会の2年生で、メグちゃんを支える立場。

ここまで役の個性が統一されてますねとは言ってたけど、
背丈の違いでお二人は組で別の個性が出てましたね。
柚木さんの夏樹ちゃんは小さくて元気でしっかり者な感じ。
神野さんの夏樹ちゃんはお姉さんの雰囲気がよく出てた。

でも、お二人とも同じ部分はメグちゃんを支える所。
しっかりとメグちゃんの弱い部分をトラちゃんと励まして、
メグちゃんの実力をしっかりと理解して、
引込み思案な彼女の想いを伝える立場。
そこは共通してお二人とも出し切っていたと思います。

あと、4年くらい私デッドリーを観劇して、
初めて夏樹ちゃんが先輩で、メグちゃんが後輩って知りました。
セリフで先輩なのに「メグさん」って謙譲して話してしましたね。
あーこういう関係性なんだと初めて知りました。
今回の名古屋デッドリーだったから認識出来たのかもしれない。


で、ここまでの
トラちゃん、マイさん、夏樹ちゃんの共通して切ない所は
後半で下の階に行ったきっかけでこの3人が居なくなるということ。
マイさんがおそらく後輩たちを庇って襲われて。
しかも、笑顔を絶やさずに果てていったという。

その前半までの笑顔やしっかりした表情や、
キラキラと輝いていた部分があったからこそ、
後半に余計に切なさとしてやってきて。
「良かった日々」を思い返せるくらいの彼女たちの演技は
見てる人にも寂しさを感じてしまうんですよね。

何度も見ているとその笑顔とか姿とか焼き付けたくて。
ああ、いい演技してるなと思いながら、
後半でまた絶望を感じて。ホント素敵な演技です。


◎巣宮春菜役
(光組)桐山奈佑さん(Re:Clash) (風組)しょこらさん(ハッピーパプリカ)

保健委員の1年生でしっかり者。
何でも入ってそうなカバンを持って、お団子の髪型可愛い。
でも、言う時はしっかり言う強い信念の持ち主。
色んな人の意見にも立ち向かってて強い子ですよね。

ここまでも今回のダブルキャストさんは
組の差がなくて統一して演技されているなと思ってますが、
特に言うとハルナちゃんは生き写しな感じで。
てっきりこの子はシングルキャストと思ったくらいの
同じ個性を持って居る双子のような感覚でした。

でも、特にミズキに「人間って卑怯だけじゃない」と反論して、
軽くあしらわれた後に歯向かう様子と、マイさんに慰められる様子。
これは桐山さんが前者で、しょこらさんの方が後者かな。
2人の違う部分を観れたのはそこかなと感じてますが。

この子だけ最後まで生き残るんですよね。
みんなの希望というか、絶対守りたかったひとりだったのかなって。
そんな部分も見せられていて良かったですよ。


◎柏村香役
(光組)須原麻衣さん (風組)藤井見奈子さん

オトナの自衛官組の現場組。
デッドリーの中盤を彩る大事な役割ですね。
このお二人に関しては、それぞれの個性を発揮してました。

須原さんの柏村さんはカッコ良すぎる。
顔にスミとか塗っていて、コマンダーのような装いで。
言動自体もしゃがれっぽい声で男っぽい。
座ってる様もカッコいいし。イケメンっぷりが滲み出てて。

このまま日本刀持ったら更にカッコいいですね。(笑)

須原さん、オープニングのダンスのソロ部分がカッコよくて。
ふえぇぇ!!凄いダイナミック!もう激ヤバでした。
可愛さが溢れている中で素晴らしいダイナミズム。


藤井さんの柏村さんは私自身楽しみにしてた演技。
初めて観た2015年のデッドリーで柏村役をやってて。
それ以来にその演技を観れるのも嬉しいですし。
特に前半3日間で若林倫香さんと演じてたのが印象強くて。
ノブちゃんと柏村さんで出ていたのが、
こうやって自衛官コンビで演技しているのが夢のようで。

藤井さんの柏村は物静かでクールな感じが出ていて。
須原さんのカッコよさとは逆の重厚感のあるカッコよさ。
渋さって言うんですかね。熟練された感じが良かった。

ふじこさんの場合は更に自動小銃を持ったら似合いそう。
傭兵役とか似合いそうじゃないです?
去年、自動小銃抱えて傭兵役をやってた若林さん?(笑)


もう納得のお二人の演技でした。凄かった。
堪能しまくりでした。(^ω^)

 

ということで、「その②」はここまでです。