姪の宿題をみる母を見ていて、
思い出しました。
心と身体をひと休み、しませんか。
風水薬膳®︎茶アドバイザー まきです。
母、全部答え言っとる！
算数だったんですが、
姪が考えている間にヒントを出し始めて
ほぼ答えを言っちゃってる。
TVがついていたので、
そのうち姪はTVを見始める。
それを見た母が、
「ほら、TV見てないで。ちゃんと考えてる？」
いやいや、考えてる間にどんどん答え言ってくれるんだもの、
考える必要がないよね。
そりゃ、TV見ちゃうわ。
姪の気持ちがよくわかる。
私と母は昔からとても仲良しで
思っていることを言わなくても
母はだいたいわかってくれるから
一緒にいると、とても楽。
そう、とても楽なのです。
私はマイペースでのんびり屋。
小さい頃からなんでも母が先回りして教えてくれました。
おかげで大きな失敗も骨折もすることなくすくすくと育ちました。
習い事は母が得意だったそろばん。
(私が3級に落ちてすぐそのそろばん塾は先生の都合でなくなりました。)
「ピアノを習いたい。」
と言ったのに習わせてもらえなかったことを強烈に覚えてる。
(でも母はやりたいならやれば良かったのに…とあまり覚えていないらしい。)
母が選んだ洋服を毎日着て小学校に通い、
夏休みの読書感想文も貯金箱も母がほとんど考えてくれたし、
私が何か質問されても
母が代わりに答えてくれた。
就職する時も「事務がいい」という母の言葉を聞き、事務員に。
気がつけば母が望む通りの人生を生きていました。
実際の私はといえば、
数字が超絶苦手だから、
そろばんも事務員も合わなかった。
(最近気付いた。)
朝は起きられないから母が全部準備してくれてあまり遅刻せずに済んだし、
(母が全部やってくれるから私は早起きしなくて良かった、ともいえる)
夏休みの宿題もまとめて最後にやる派だったけど
母が手伝ってくれるから出来たし、
(ギリギリなほうが母が手伝ってくれるから宿題を溜めていた)
母が私のことを全部喋るから、
私は考える必要も、
声を出す必要もなかったし、
(人見知りでおとなしい子)
何も困ることがなかった。
だからいつしか、
母の言う通りにしていれば間違いない、
と思うようになり、
「あぁしたら？」「こうしたら？」
母の提案を実行しながら生きてきました。
私が
「こうしようと思う」
と言っても
「こうしたほうがいいんじゃない？」
とやんわり軌道修正されて
私もそっちを採用してしまう。
そうすれば母の機嫌は良いし、
「いいね」と褒めてもらえるし、
自分の意見をわざわざ言って否定されて
悲しい思いをすることもない。
そう、私(の選択)はダメなんだ。
も密かに握りしめていた。
するとどうなるか？
自分のやりたいことがわからない。
指示待ち症候群。
常に母の意見を採用して生きてきたので、
私の価値観＝母の価値観
だもの私の思っていることを
母がわかるのは当たり前。
こうして出来上がった以心伝心親子、
この価値観や常識が
万人に共通だと信じて疑っていなかった私に
人にはそれぞれ持って生まれた本質があり、
自分とは考え方や感じ方が全く違う人がいることを教えてくれたのが、
風水薬膳®︎茶でした。
他人と自分の線引きが苦手なことも
本質的にあるのだけれど。
同じだと思っていた母と私ですら違うことがわかり、
自分を取り戻すキッカケになりました。
他人の意見を採用して
人からどう見られるかだけを考えて動く
腹話術の人形に命を吹き込んでくれた。
自分以外を生きているときは
何かあっても他人のせいにできるから
とても楽。
でも、自分を生きていない虚しさと
心が満たされていない感覚がずっとある。
ぶかぶかな服を着ているようで
着心地が良くない。
人から見たら幸せ者だよな、私。
そんな風に思っていました。
自分らしく生きると決めて初めて
幸せが内側から湧き上がるものなんだと知った。
腹話術の人形のまま、
ぬくぬくほわ〜んと何も考えず生きていくこともできたけれど、
やっぱり人は「自分」を生きるために
生まれてきたと思うから。
リハビリしながら
私は自分を生きていく。
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