☆『ハナウタ~遠い昔からの物語~』…サントリー焼酎ハナウタCMソング
「ひと言で言うと、僕は…歌を非常に乱暴に扱ってたような気がします」
「今はね、もう飼ってる。その青春の、血たぎる少年の頃の俺も、ここに飼えてるんです」
「19歳のときは、そんな青春の血たぎる思いで一点突破してたんだけど、憎しみと愛の入り交じった目で世間を罵っていながらも、そこには当然自分に対する愛もあるし、生きてることに対する愛もある。それが何なのか、確たるものがないから世間を罵るんだけど、今回はそういう自分も飼ってる。排除もしてない。アルバムの中にそういう曲も入ってるけど、自分の中でバランスがとれてるんだよね」
「いいよね、歌ってね。いちリスナーになってそういう気持ちで自分を投影したり、切なくなったり、生きてることをすごくダイナミックに感じさせてくれるよね、歌は」
「やっぱり俺たち、明日輝くために生きてる。それはみんな一緒だよね。それが確かなこと、だと思うし、俺はそれを歌うんだ」
(「音楽と人」2009年5月 インタビュー:金光裕史)
「このアルバムで僕は、本当に歌を真っ直ぐに歌えたんです」
「“Sky is blue”は最後の最後まで、絶対にこういう曲を1曲目にしたいと思って作ったんです。要するに、今の僕達が一番やりたいもの、僕が思う『ロックの音』で、しかも4人だけのバンドアレンジで、しかもそれがコアじゃない、今のエレファントカシマシの楽曲としてちゃんとアルバムの1曲目になるような楽曲─それを絶対に作るぞ!とある段階からずーっと思ってたんです」
「歌を媒介にしてみんなとコミュニケーションを取るっていうことが最大の光だって凄く切実に思ってるんです」
「今回はホテルに篭ってやろう!ということになって。で、俺だけ泊ればいいのに何故かイシくんも泊まらせて─シングルルームなんだけど(笑)。で、イシくん、曲順決めてる最中に余計な音を出すと俺に怒られるから、音を出さないようにしながら俺の視界に入らない端っこのほうにずーっと座らされてさ」
「それで、4日間くらいそうやってて、1日1時間しか寝てないみたいな状態が続いたんですよ。そうすると最後、明け方の5時くらいになると、もう2曲くらいで寝ちゃうわけですよ。でもイシくん、寝ちゃうと『寝てんじゃない!』って俺に怒られるから、一生懸命寝ないように目ぇ見開いて座ってて。で、『どうだった?』って訊いたら、『寝ないことに集中し過ぎて聴いてなかった』って(笑)」
(「MUSICA」2009年5月 インタビュー:鹿野淳)
【公式】
『新しい季節へキミと』
監督:菊池久志
『ハナウタ~遠い昔からの物語~』
監督:藤井久・川野秀峰
『桜の花、舞い上がる道を』
監督:番場秀一