2002年5月2日に12th AL.『ライフ』が発売された。
☆デビュー25周年(2013年)を記念して発売された「EMIイヤーズ SHM-CD再発7タイトル」のひとつとして再プレス限定発売されている
「打ち込みでもやったし、昔みたいに4人で集中してリハーサルもやったし。でも、どれでもなかったんですよね。だから自分のテープを前にして悩んじゃったんですよ」「ひとりでお願いしに行ったんだけど、小林(武史)さんからすればね、宮本が今、自分のところに来るってことは、どういう思いがあるのかっていうようなことを、コンタクトとった瞬間からわかってたみたいでね。僕があれこれ説明しなくても、すぐに伝わった気がしましたね」「日本でのしがらみ…しがらみっていうのも変だけど、なんかいろんな思いが吹き溜まっているところを抜けてね、ニューヨークでやるっていうのが、リスタートとしていいんじゃないかと思って」「(『かくれんぼ』について)小林さんがピアノを弾きだしたんですね。これは嬉しかったですよ。恋するみたいにワクワクしちゃった。やっぱり僕はシンガーだからさ。こうやってピアノと一緒に歌うと、また俺の違う歌が生まれるんだっていう」「『生活2』というか、今のそういうリアルな部分を表したアルバムだということでね」(「Bi-Weeklyぴあ関西版」2002年)
「相手のことも考えて接していかなきゃならないのが恋じゃないか、と思うようになってきたような気がしないでもないです(笑)」「非常にフラットな状態で音楽と向き合っていけた、それをきちっとアルバムの中で表現できたのはよかったなと思います」「テンションが高くて元気というのは生きて行くうえで非常に迷っているひとつの証ですよね。だから、歌に立ち返りたかった」「歌に帰りたい、だから『ライフ』だっていう感じで」(「Weekly Oricon」2002年)
「いやあ、特に自分は桜は好きではないです。でも日本人って本っ当にみんな桜、すきですよね」「歌にする題材にしても、やっぱり身近にいる人であったりとか、身近なできごとっていうのに、だんだん向かっていきますよね」(「H」2002年)
「生命のほとばしり、抱きしめたい抱きしめられたいというような、動物の本能的なものをつかみたかったんですよ。でも結果として、興奮もない、かといって絶望もない、カラッポであるけれども逆にそれが武器になるという、非常にリアルなアルバムに仕上がった。それが今の僕なわけです」(「SEDA」2002年)
【雑誌告知】
【公式】
『暑中見舞 -憂鬱な午後-』
監督:丹修一
『普通の日々』
監督:高橋栄樹
『あなたのやさしさをオレは何に例えよう』
監督:高橋栄樹
AL.『good morning』はテンションの高いサウンドが多いけれど全体的に物悲しくて切なくて、寂しく孤独感と焦燥感に包まれたものだったが、AL.『ライフ』に至って普通の日々を肯定できるようになったのか、と宮本が少し生きることに前向きになっているように感じて安心したのを覚えている。