ご訪問ありがとうございますニコニコ

 

重い病気になって、大学病院に入院されましたが

 

自宅に退院できず

 

他の病院へと転院を繰り返していた患者さんがいらっしゃいます。

 

今は、私の勤務先に転院されて

 

そのまま療養されていました。

 

このことは、こちらの記事でご紹介しましたよね。

 

 

 

 

 

会話すること、食べることが何とか出来て

 

指も動きにくいため

 

ナースコールを手の中に固定しておいてそれを押すのがやっとで。

 

他の部位はほとんど動かすことが出来ません。

 

体の位置や布団のかけ方など、いろいろと要望され

 

それに対応しながらの療養でした。

 

 

 

 

 

 

そうこうしているうちに

 

ノドの引っ掛かりを感じることが増え

 

喀痰吸引の回数が増え

 

呼吸困難感が強まり、嗄声になってきたので

 

全粥、軟菜の食事をペースト食、あるいはゼリー食に変えませんか?

 

と、患者さんにおススメしました。

 

 

 

 

 

 

ですが、お聞きする度に、このままが良いとの返答で

 

リハビリを行っている言語聴覚士からも

 

嚥下しても咽頭への残留が疑われること

 

喀出する力が落ちていることなどの報告がありましたが

 

残された機能や楽しみ、生きがいを考え

 

ご本人の意向を尊重し、食事を変更せずに経過を見ていました。

 

 

 

 


 

やがて微熱がちとなり、低酸素を来すようになり

 

とうとう、会話できなくなり

 

食事摂取のための口を開けることも出来なくなりました。

 

本当に命がけで食べていたのです。

 

ここからは、絶食、点滴とし、抗菌薬投与を開始しました。

 

 

 

 

 

 

元々衰弱なさっていたので

 

この大きなヤマを越えれるかは分かりません。

 

このヤマを何とか乗り越えれても

 

その後は、経鼻経管栄養をオススメしようと考えています。

 

口から食べれない状態での療養を

 

患者さんが希望されるかは分かりませんが

 

説得を試みるつもりですが、まずは、現状の治療に専念します。

 

 

 

老年期、終末期に関する記事です。

よろしければご覧くださいニコニコ

右矢印ご高齢の肺癌患者さん、最期の時をどう迎える?

右矢印1年前には運転免許の更新してたのに。

右矢印長生きは良いけれど。

右矢印慢性心不全の患者さん、急性増悪で入院になる

掲載時時点の内容です。ご了承ください。