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ある日の外来に、30代女性が受診されました。

 

朝から腹痛が続くそうです。

 

あまりの痛さに歩くことも難しい様子でした。

 

下腹部の痛みが強く、お腹も張っていました。

 

 

 

 

 

 

激しい痛みからと思われる嘔吐以外は

 

下痢などの消化器症状はありませんでした。

 

子宮や卵巣の病気かもしれないと推測しました。

 

腹部エコーを行ったところ

 

右卵巣に10cm以上の嚢腫が認められ

 

卵巣嚢腫の茎捻転と判断し、緊急手術が必要なので

 

手術可能な医療機関に救急搬送することになりました。

 

 

 

 

 

 

卵巣嚢腫の茎捻転の場合は、かなりの下腹部痛となり

 

できるだけ早く

 

正常な卵巣組織を残して嚢腫を取り除く手術を行う必要があります。

 
腹痛の原因は、いろいろありますのでご注意下さいね。

 

 

 

普段の診療で感じたことを綴ってます。

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