ご訪問ありがとうございます
ある日の外来に、50代女性の患者さんが受診されました。
腹痛と下血の症状でした。
発熱などの他の症状は無かったため
細菌性大腸炎や大腸憩室炎は考えにくく
診察、検査の結果から虚血性腸炎と診断し
絶食点滴が必要だったため、入院治療をオススメしましたが
家庭の都合などで、どうしても入院できないとのことでした。
外来で1000ml/日の点滴を毎日行い
下血やお腹の症状が治まってきたら
水分や経口流動を少しづつ摂っていただきました。
始めは少し摂ると腹部の不快感が出て摂取できませんでしたが
やがて、摂取できる量も増えていき
点滴を終了することが出来ました。
悪化することなく回復されてよかったです。
ご自身や身近に
お腹が痛くなったことがある方はいらっしゃいますか。
皆さん、1度や2度は腹痛になったことがあるでしょう。
腹痛だけだと、そのまま様子を見る方も多いと思いますが
下血も伴ったらそのままにしないで下さい。
いろいろご都合はあるでしょうが
入院が必要との説明があったら、入院加療を受けてくださいね。