ご訪問ありがとうございますニコニコ
 
ご自身や身近に

 

50代以上の男性の方はいらっしゃいますか?

 

その年代に特有の病気が現れることがあります。

 

私の勤務先でも

 

前立腺がん検診の血液検査などの検査で

 

診断を受けて治療されている患者さんがいます。

 

前立腺肥大症の経過観察中に

 

前立腺がんを診断される方もいます。

 

このことについてお伝えしたいなと思います。

 

 

 

 

 

 

前立腺がんの患者さんは結構多い?

 

毎年全国で約8万人の男性が、前立腺がんと診断されているそうです。

 

前立腺は男性だけにある臓器で、膀胱のすぐ下にあり

 

尿道をぐるりと取り囲んでいます。

 

精子を活性化する働きがある

 

前立腺液(精液の一部)を分泌する働きがあります。

 

正常な前立腺の大きさは

 

クルミ大(重さ約20g)ほどですが

 

50歳を過ぎたころから

 

多くの男性が加齢とともに肥大します。

 

 

 

 

 

前立腺がんは進行がゆっくり?

 

前立腺がんは

 

前立腺の細胞が正常な細胞増殖機能を失い

 

無秩序に自己増殖することにより発生します。

 

早期に発見すれば治癒することが可能といわれており

 

多くの場合比較的ゆっくり進行するとされています。

進行した場合は

 

近くのリンパ節や骨に転移することが多いですが

 

肺、肝臓などに転移することもあります。

 

 



前立腺がんの中には、進行がゆっくりものがあるため

 

がんではない、ほかの原因で死亡した男性を

 

調べた結果、前立腺がんであったことが

 

確認されることがあるそうです。

 

 

 

 

 

診断は?

 

前立腺がんを診断するためには

 

PSA検査、MRI検査、前立腺生検などを行います。

 

PSA値は前立腺以外の臓器の病気では高くなりません。

 

PSAが高値の場合、前立腺がん以外に

 

前立腺肥大症、前立腺炎、排尿困難などが考えられます。

 

 

 

治療は?

 

もし前立腺がんが見つかった場合は

 

手術、放射線治療、ホルモン療法や抗がん剤治療などがあります。

 

手術は、ロボット支援腹腔鏡下前立腺摘出術が

 

広く行われているそうで

 

体への負担が少ない治療と言われています。

 

ホルモン療法は

 

抗がん剤と違って大きな副作用は比較的少なく

 

高齢者の方にも負担が少ないとされています。

 

 

 

 

 

前立腺がん検診のススメ

前立腺は

 

精液の一部に含まれる前立腺液をつくっています。

 

前立腺液には

 

PSAというタンパク質が含まれています。

 

ほとんどのPSAは前立腺から精液中に分泌されますが

 

ごく一部は血液中に取り込まれます。

 

前立腺がん検診の血液検査はこのPSAを測定しますので

 

50歳をすぎたら男性の方は

 

人間ドッグや前立腺がん検診などで

 

PSA検査を受けることをオススメします。

 

 

 

普段の診療で感じたことを綴ってます。

よろしければご覧くださいニコニコ

右矢印乳がん検診受けていますか?セルフチェックのススメ

右矢印男性にも乳がんは起こり得ます。家族歴があるならご注意を。

掲載時時点の内容です。ご了承ください。