アトピー性皮膚炎って?
アトピーという言葉は
「不思議な、奇妙な」を意味する
ギリシャ語のアトピアがもとになっています。
この言葉どおり、残念ながら
いまだに病気の全体像がはっきりとはわかっていません。
一般的には乳幼児の頃に始まり
10代に入ると自然に良くなっていくと言われていますが
(幼児のアトピー性皮膚炎の90%以上が小学生、中学生までに治ると言われています)
実際には発症する時期も乳幼児期だけでなく
小児期や大人になってからの発症もあり
その経過も完全に治ってしまう方や
再発する方、長年にわたり症状が続く方などが
いらっしゃるようです。
大人の方でよく見かけるのは
首、ひじの裏側などに
赤い発疹や盛り上がった発疹が出来ている状態です。
その他、皮膚のきめがあらくなってゴワゴワした状態になったり
乾燥肌の状態の方も見かけます。
かゆみをともなっているようで
引っかき傷が残っていたりします。
普段のスキンケアが大切
・スキンケアが基本
汗、汚れなどがついたら、そのままにせずにすぐ洗い流しましょう。
・原因を除去(アレルギーの元になるものを身近に置かない)
食べ物、花、ペット、カーペット など
原因となるものがあれば避けるようにしてください。
・必要な場合は適切な治療
飲み薬やアレルギーを予防する薬に
かゆみを抑える薬、塗り薬、保湿剤の他にも
化膿している場合は抗生物質が入っている軟膏
ステロイド剤など症状によって使い分けします。
完全に治るのがなかなか難しい病気ですが
薬で症状を和らげたり、工夫でかなり改善できると言われています。
気長に肌の状態を整えていきましょう。