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春先に喘息患者さんは発作が起きやすくなりますが
 
秋にも発作が起きやすいです。
 
朝晩の気温差によるものなのか
 
乾燥や秋の花粉によるものなのか
 
詳しくはわかりませんが、関係がありそうです。
 
他の季節は何ともないのに…
 
という患者さんは割といらっしゃいます。
 
この喘息についてお伝えしたいなと思います。
 
 
 
 
 
 

喘息とは?

 
喘息とは、発作性にゼイゼイやヒューヒュー(喘鳴)
 
息が苦しい(呼吸困難)、胸が苦しい、咳がひどい
 
などが繰り返しみられる病気です。
 
症状は自然に、あるいは治療により軽快し消失します。
 
喘息は空気の通り道である気管支の病気です。
 
 
 

 

原因は?

喘息発作を起こしている気管支は

 

気管支平滑筋の収縮や粘膜の浮腫

 

分泌物の増加などの変化が起こっていると考えられています。

 

外界の変化(気温や気圧など)

 

日内変動や異物の吸入や感染を起こしたときなど

 

生体の防御反応として現れます。

 

 

 

 

 

 

喘息の患者さんはこれらの反応がわずかな刺激で

 

激しく起こってしまう特徴があって

 

このわずかな刺激で起こすことを気道過敏性の亢進といわれ

 

これが喘息の原因と考えられています。

 

こうした発作が治まれば

 

呼吸機能検査の上では肺機能は正常に戻るので

 

喘息は「発作性の疾患」と長い間定義されていました。

 

これは研究が進んで今は間違っていることが明らかになっています。

 

このことは発作の時だけでなく

 

必要であれば普段も治療を続ける必要があるということになります。

 

 

 

 

 

喘息治療は続けましょう

喘息は糖尿病や高血圧と同じく慢性の疾患で

 

厳密には完治しないと言われています。

 

ですが、正しい治療を行うことによって

 

コントロールすることができ

 

健康な方と何ら変わりのない日々を過ごすことができます。

 

 

 

 

 

 

一番気をつけなければいけないことは

 

「喘息が治った」と思いこみ、医師の了解を得ないで

 

患者さんが勝手に処方された薬を止めてしまうことです。


特に、発病初期の不十分な治療は

 

その後の経過を悪化させてしまいます。

 

医師を信頼ていただき、指示通りに治療を行うことが

 

喘息治療の最大のポイントと考えます。

 

そして、季節的に発作が起きやすい場合は

 

早めに、例えば軽症➡中等症への治療内容に変更するなど

 

発作が起こりにくくする、起きても軽く済むようにするような

 

治療をされると良いのではないかなと思います。

 

 

 

 

 

ひどい時には重症化して亡くなってしまうことがあります。

 

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが

 

喘息死という言葉もあるくらいですから。

 

自己判断で治療を中止しないようにしてください。
 
大変と思いますが、主治医の先生と相談しながら
 
気長に体調に合わせた治療を続けるようになさってくださいね。

 

 

 

 

 

気管や肺などの呼吸器と鼻やノドの病気の記事です。

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