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肺炎といえば今は新型コロナ肺炎が気になりますが
他の感染症でも肺炎になります。
このことについて、前にご紹介したのは肺結核です。
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その中でとり挙げたお子さんに接種するBCG。
このことについてお伝えしたいなと思います。
お子さんの定期予防接種にBCGという
ハンコ注射ありますよね。
昭和初期の頃は国民病といわれていた結核。
結核は結核菌という細菌の感染、発病によって起こります。
衛生状態や栄養状態が良くなり
体の免疫力が上がり感染しても発病しにくくなりました。
治療薬もあるので重症になる患者さんは減っています。
ですが、予防接種がその頃から終わることなく
ずっと続けられているということは…
あまり聞かなくなったとはいえ
結核はまだまだ要注意の病気なのだと思います。
結核菌は感染した後、免疫力で押さえ込んでも
体からは追い出すことが出来ず
体の中でおとなしく冬眠状態になっています。
大人の方だと他の病気、過労などで
免疫力が下がってしまった時
眠っていた結核菌が増えてきて悪さをします。
ですが、乳幼児の場合は感染するとすぐ発症することがあり
粟粒結核といった全身性の結核
結核性髄膜炎として発症するそうです。
小さなお子さんの結核の病気の重症化を予防するために
BCGのハンコ注射は続けられています。
BCGの効果は10~15年程度続くと言われています。
乳幼児にBCGを接種すると
結核の発症を半数以上予防できて
重症の全身性の結核や結核性髄膜炎を
6割以上予防できるそうです。
日本も今年になって
やっと、やっと、結核の低蔓延国の仲間入りをしました。
ですが、完全に無くなったわけではありません。
お子さんが生活している中で、そうと知らずに
結核患者さんと接触してしまっていることがあります。
予防接種をしていれば効果が期待できます。
予防接種で防げる病気はしっかり予防しましょう。
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