ご訪問ありがとうございます
風邪をひいたと思っても、それだけではないことがあります。
よく似た症状ですが副鼻腔炎かもしれません。
そんな患者さんが時々受診されます。
診察室での診察の様子から、お伝えしたいなと思います。
「風邪ひいちゃって、風邪薬で治ると思います。お薬処方してください。」
患者さんがこのように言われることがあります。
たしかに風邪が圧倒的に多いので、その通りの事が多いですが
目の周りや顔が張った感じがしたり
痛かったり、重苦しい時や
黄色や緑色などの色の付いた粘り気のある鼻水が
たくさん出ているなどの場合は、副鼻腔炎(蓄膿症)を疑います。
他にはノドに鼻水が流れ込んでノドが痛くなったり
咳が出たりします。
発熱はあることも、無いこともあります。
額や頬の骨の中に、もともと空洞があり
そこが感染を起こすなどして
炎症を起こして粘膜が腫れたり、膿がたまります。
その膿は鼻水として出てきます。
副鼻腔のCTをたまに撮影しますが粘膜が腫れたり
膿がたまっていたりしているところがわかります。
こちらでの治療を希望された場合は
抗菌薬の内服薬か点滴などを行います。
耳鼻科での治療が望ましい場合は
紹介して受診していただいています。
風邪薬でなかなか治らなくて
上に書いてある症状が続いている時など
副鼻腔炎かもしれません。
そのままではなかなか治りませんので
ガマンせずに医療機関に相談の上、受診してくださいね。