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今年は新型コロナ感染予防対策で
緊急事態宣言が出され
お子さんたちの通う学校が休校となり
短い夏休みの後、授業が順次再開され
そして冬休みを過ごされていることと思います。
これまでに経験したことのない長期間の休校措置や
オンラインの授業が行われたかと思います。
今は冬の時期となり
新型コロナ感染拡大の第3波のため
対応策が目まぐるしく変更されています。
感染予防対策の上では大変重要なこととはいえ
身近に感染者がでた場合、自宅待機になる?とか
これから本格的なシーズンを迎える受験は?など
親としてはいろいろ気になっています。
このように、親が子を心配する気持ちは
年齢問わずなのかもしれません。
それは、医療機関に受診する時にも。
体調が悪くなり医療機関を受診したとします。
症状の説明はどなたがするか?
基本は患者さんご本人ですよね。
外来診療では
小学生ぐらいからのお子さんが受診されます。
お子さんの場合でも
ご本人が説明することが難しい様子(年齢的に、症状がひどくて、特性や障害があるなど)
でないようでしたら
まずお子さんお聞きして症状を確認します。
そしてもちろん
付き添いの保護者の方にもお聞きします。
成人されていて症状も軽く
ご自身で説明が可能な様子な方にも
保護者の方が付き添われていることがあります。
成人のお子さんに保護者の方が付き添われることには
何の問題もないのですが
ただ、その場合は
保護者の方がお話しされることが多いです。
確認していませんので詳細はわかりませんが
何か心配な事があるから
それが習慣になっている?のかもしれません。
成人されているお子さんは
黙っていて、短く返事をしたりするくらいです。
お聞きしているのはご本人に対してなので
ご本人からこちらに対して
返答してもらいたいのですが…。(もちろん保護者の方から見た客観的な情報も重要ですので、保護者の方の話も当然欠かせません。)
チラリと見える手首に
リストカットの痕があったりすると
特に切ない気持ちになります。
体の診察をするときに
基本的には保護者の方も同席していただきますが
このように、ご本人からの聞き取りが不十分と判断し
直接情報をお聞きする必要があるときは
保護者の方に席を外していただいています。
診察しながら必要な情報を確認していきますが
多くの場合は問いかけに対して
付き添いなしでも特に問題なくやり取りをできます。
その時にお子さんご本人に
「もっと自分でお話してくださいね。」
と伝えてはいますが…。
いつから
お子さんに説明を主にしてもらうのがよいのかは
個人差もあるので一言では言えませんが
お子さん自身の感じた症状は
ご本人がしっかり憶えておいて
自分で説明が出来たら良いだろうのになあ。と思います。
お子さんによって、それぞれ違うでしょうが
親子の距離感、難しいですね
※患者さんの例は様々な症例を組み合わせて内容を大きく改変するなどして記載しています。特定の個人について記載したものではありませんのでご了解下さい。