ご訪問ありがとうございますニコニコ

 

身近にご高齢の方がいらっしゃいますか?

 

ご高齢の方が病気になってしまって治療を受けて

 

病気は治ったのに…。

 

そのような状況になったときに

 

患者さんやご家族にお話しすることを

 

伝えしたいなと思います。

 
 

 

 

普段、診療では

 

小学生ぐらいのお子さんから

 

ご高齢の方までを診察しています。

 

 

 

 

 

ご高齢の方については

 

本当に様々で

 

年齢も幅広く100歳を超えて歩ける方

 

比較的若くても

 

弱ってしまって寝たきりになっている方

 
 
 
 
 
生活の場としては
 
自宅では、ほぼ自立されている状態から
 
寝たきりの状態まで。
 
自宅で生活が困難な方は
 
病状に応じた施設で療養されています。
 
 
 
 
 
日頃の体調の管理から
 
病状が悪化して治療をしたり、
 
最期の看取りまでの対応をしています。
 
 
 
 
 
危篤状態になり、治療を行っても回復せず
 
そのまま寿命を迎えてしまわれることも
 
もちろんあります。
 
 
 
 
 
病気になって治療をして回復した後
 
ご高齢の方は若い方と違って
 
老化に伴う変化があるために
 
悪くなる前の状態にまで
 
戻る事が難しいことが多いです。
 
 
 
 
 
治療効果があり悪い状態から回復して
 
やっと1つの山を越えたと思ったら
 
もう1つの山があるという感じです。
 
 
 
 
 
リハビリ等で回復の方向へと働きかけますが…
 
病気自体は治すことができても
 
体が弱ってしまい
 
歩けていた人が歩けなくなったり、
 
坐れていた人が坐れなくなったり
 
食べれていた人が食べれなくなったり
 
その状況から抜け出せずに苦労します。
 
 
 
 
 
そうしているうちに次の病状悪化が起こると
 
ますます弱ってしまうのです。
 
 
 
 
 
これまで出来ていたことが
 
出来なくなってしまう様子を見るたびに
 
胸が痛みます。
 
 
 
 
 
出来ることは試しますが、
 
これ以上の方法はなく
 
回復も望むことが厳しいので、
 
苦しい状況です。
 
 
 
 
 
ご高齢の方はある程度以上に弱ってしまったら
 
今後どのように治療などをしていくかを
 
状態に合わせて
 
決めていかなくてはならなくなります。
 
 
 
 
 
これから起こりうる悪化のこと、 
 
予想外の変化も起こってしまうこと。
 
受けることが出来る検査や治療が
 
限られてくること。
 
 
 
 
 
ご本人の意思(確認できないことも多いです)や
 
ご家族の意向を確認しつつ、
 
ご本人にとって
 
苦痛の少ないだろう最善
 
あるいは次善の方法を相談して決めていきます。
 
 
 
 
 
このように決めてしまったからといって
 
その後はなにも治療せずに放置するわけではなく、
 
症状を緩和する対症療法を中心に
 
可能な医療を提供していきます。
 
 
 
 
 
これらのことがスムーズに行けば良いのですが
 
10人いれば10通りの考えがあるもので
 
いろいろと難しさを感じています。
 
 
 
 
 
 
その時が来たら
 
延命治療などについてどうされますか?などと
 
病院などで医師などから突然問いかけられると思います。
 
入院されたりして慌てている状況の上に
 
そのようなことを聞かれても心の準備が出来ていないでしょうから
 
びっくりなさることと思います。
 
 
 
 
 
 
ですが、とても大事なことですので
 
可能であればお元気な時から
 
どうしたいか、どうしてほしいかを話し合っていただければ
 
ありがたいなと思います。
 
結論がすぐに出なくても良いのです。
 
誰しもに訪れるその時。
 
おじいさんやおばあさん
 
身近にご高齢の方はいらっしゃいますか?
 
ご高齢でなくても
 
ご自身の大事な方やご自分に、その時が来たら
 
どうしたいですか?どうしてほしいですか?…
 
日常のいつもの生活の中で
 
いろいろ考えたり、話し合ってみることが
 
大事なんじゃないかなと思っています…。
 

 

 

 

 

 

普段の診療で感じたことを綴ってます。

超高齢化社会で人生の終え方を決めるのは難しいですね。

よろしければご覧くださいニコニコ

右矢印初対面でも信頼されたいです。

掲載時時点の内容です。ご了承ください。