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医学部といえば、「人体解剖学実習」でしょうか。
人体解剖学実習は
医学科および歯学科の学生が履修する授業で
献体によって、大学が預かった人の体を
学生が数か月かけて丁寧に解剖しその成り立ちを学びます。
この実習は数人のチームで取り組み
解剖学の知識だけでなく
生命倫理やチームワークも学んでいくこととなり
解剖学自体の難しさに加え
体力や人間関係の上でもストレスの多い授業であるため
チーム編成が学習の成否に大きく影響します。
群馬大学は
医学教育での解剖学実習のチーム編成を最適化する
「Yukari法」を開発し
その有効性を実証したことを明らかにしました。
今回開発された「Yukari法」は
学生同士の希望や学習意欲を厳重なセキュリティ下のアンケートで収集し
独自のローカルサーチアルゴリズム(効率よく最適な組み合わせを探す計算方法)を使い
ほんの数分で最適なチームを組むことができるものです。
チーム編成にYukari法を適用した結果
従来のランダムにチーム編成した場合や
学生自身に編成を任せた場合と比べて
解剖学の成績が約10%向上し
学生らの自分のチームに対する満足度も顕著に改善されたとのこと。
この「Yukari 法」の名称は
未来社会を舞台にした漫画『恋と嘘』(Love and Lies)の主人公
「根島由佳吏」に由来していて
遺伝データに基づいて
婚姻相手が政府から割り当てられるという設定が描かれていることから
チーム編成の最適化アイデアと重なり
さらに日本語の「ゆかり」が「縁・つながり」を意味しているので
学生同士の良好な関係性を築く願いを込めて命名されたのだとか。
チーム学習そのものは医学部だけでなく
基礎教育から高等教育まで、幅広いレベルや分野で使われているので
「Yukari 法」は有用だろうと考えます。
また教育に留まらず、企業活動などでも
「Yukari 法」を用いて効果的なチーム編成が成されれば
成果を高めることができそうですね。





