今日は先週に続き今季限りでの引退を表明した元日本代表ＦＷの柳沢敦選手です。
柳沢選手といえば06年ドイツＷ杯での対クロアチア戦でのプレーと「急にボールが来たので・・・」発言、いわゆる「Q.B.K」を思い出す人が多いかもしれませんね(^▽^;)あの時はホントにガッカリしたものですが歴代日本代表ＦＷでも屈指のテクニシャンでした。
とくにオフ・ザ・ボールの動きの質の良さが高く評価され、チームメイトからも絶賛されるような選手でした。2トップでも相方ＦＷの為にスペースを空けておいたり、ＭＦからのパスに対して何度も動きなおしたり、前線からのプレスも90分間こなす等チームプレイに徹っすることが出来る数少ないＦＷでしたね。
そのプレースタイルがゆえに、何が何でもゴールを獲るというエゴイストタイプではなく、ゴールへの執着があまりないと批判されていましたが、柳沢選手は国際Aマッチ58試合に出場して17ゴールは歴代13位。「点を取るだけがFWじゃない」なんて発言していたようですが意外と点獲っていますし、柳沢選手が得点した試合は2005年のコンフェデでのメキシコ戦以外は無敗(^^)そしてイタリア戦でのボレーシュートでのゴールは鮮烈でした。あの名手ブッフォン選手からキレイにゴールを奪った柳沢選手のプレーはいまだ忘れられません。
柳沢選手は日本代表でも第一次岡田監督時代から召集され、トルシエ監督、ジーコ監督と永年活躍し色んなＦＷとコンビを組んでいました。そのコンビの中でも鈴木隆之選手との相性がとくに良かったようで、２人が日本代表で先発２トップを組んだ試合は９試合あり、６勝３分と無敗を誇っていました♪しかも、02年日韓Ｗ杯の３試合（ベルギー、ロシア、チュニジア）を含め、対戦相手はパラグアイ、ユーゴスラビア、オーストラリア、ナイジェリア、コスタリカ、チュニジアとなかなかの難敵ばかり。日本が最も良い結果を残しているのが、柳沢選手と鈴木選手の２トップとも言われている由縁です。
柳沢選手今までホントにお疲れ様でした！