アニメキャラ横顔の口元描写について調べてみた | 日本アニメ視聴館  アニメ公式配信紹介

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どもです(・ω・)。
2012年8月のアップから、かなり久しぶりの更新です。

更新というより、大幅に構成を変えてますので
新たに作り直したといってもいいかも。

アニメを試聴していて、横顔で話す描写は
あらゆる作品で必ずと言っていいほどあるわけですが、
横顔で話しているときの口元描写は作品によっていろいろ
異なるんですよね。

その個性についていろいろ調べてみました。

横顔は真横(向こう側の瞳が見えない描写)をピックアップしています。


口の開きをしっかりと描く描写


内頬を描かないパターン

個人的には一番真横から見た感じの強い描き方に思える描写です。

「GF ガールフレンド(仮)」のクロエ・ルメール。
舌がほんのわずかに描かれています。
話すシーンになると輪郭線をあごまで動かす描写が必要がありますね。




ラジオ放送を行う櫻井明音。ほんのわずかに上の歯も描かれています。


「ガールフレンド(仮)」の画像はすべてⒸCyberAgent,Inc./ガールフレンド(仮)製作委員会/ニコニコチャンネルに帰属します。



「美少女戦士セーラームーンCrystal」のセーラージュピター(木野まこと)。
このシーンでは歯と舌の描写は無しです。

「美少女戦士セーラームーンCrystal」の画像はすべてⒸ武内直子・PNP・東映アニメーション/ニコニコチャンネルに帰属します。



「とある魔術の禁書目録」 インデックスが当麻に強い口調で話すシーン。
インデックスの舌も描き下唇は膨らみのある描写。

「とある魔術の禁書目録」の画像はⒸ鎌池和馬/アスキー・メディアワークス/PROJECT-INDEXに帰属します。



内頬を描くパターン

作品・作画演出にもよりますが、
はっきりと話すシーンや感情を強く出して話すシーンに見られます。

「Free!-Eternal Summer-」で珍しく感情を露わにして話す七瀬遥。

こちらは輪郭線は手前側の口の開きに合わせるかたちで
向かい側の輪郭線も兼ねた内頬描写で描いています。

「Free!-Eternal Summer-」の画像はⒸおおじこうじ・京都アニメーション/岩鳶高校水泳部ES/ABCに帰属します。



「俺、ツインテールになります。」の津辺愛香。 

舌と内頬の境のラインを合わせて描いています。
舌のラインが少しでも出ていたら雰囲気に影響してしまいかねないからでしょうね。
隣の観束総二の口元の輪郭線は敢えて描いていない描写も興味深いです。

「俺、ツインテールになります」の画像はⒸ水沢 夢・小学館/製作委員会はツインテールになります。/ニコニコチャンネルに帰属します。



「オオカミ少女と黒王子」の日比谷健が佐田に掴みかかる描写。
いずれも上の歯よりも出ないように内頬が描かれています。
舌の収まり具合も上の津辺愛香の画像と同じです。

「オオカミ少女と黒執事」の画像はⒸ八田鮎子/集英社・「オオカミ少女と黒王子」製作委員会/ニコニコチャンネルに帰属します。



顔の輪郭線をつなげつつ口の開きを描くパターン


こちらは口の開きに合わせて顔の輪郭線を維持する描写です。
口と輪郭線の幅が狭い→広い順で紹介。

ハピネスチャージプリキュア!のキュアラブリー。
舌と内頬と歯が描かれた口の開きの動きに合わせるように
輪郭線も描かれています。

「ハピネスチャージプリキュア!」の画像はⒸABC・東映アニメーションに帰属します。



「SHIROBAKO」 言い合いになる宮森あおいと遠藤亮介。

互いに意見を譲らない状態のシーン。

「SHIROBAKO」の画像はⒸ「SHIROBAKO」製作委員会/ニコニコチャンネルに帰属します。


輪郭線の内側に口を描き、話すシーンも輪郭線を動かさないパターン


「デンキ街の本屋さん」のひおたん。 
ラブコメと日常系のスタンスの作品でコミカルな描写も多い作品です。

輪郭線と口との間隔がけっこうありますね。※このシーンは動かしてなかったはず。
歯に奥行きが描かれている点は興味深いです。

「デンキ街の本屋さん」の画像は
Ⓒ2014 水あさと/株式会社KADOKAWA メディアファクトリー刊/コミックうまのほね/ニコニコチャンネルに帰属します。



人生相談テレビアニメーション-人生- 

驚いているシーンですが、輪郭線は動かさない状態。

人生相談テレビアニメーション「人生」の画像はⒸ川岸殴魚・小学館/人生製作委員会/ニコニコチャンネルに帰属します。



「魔法科高校の劣等生」  この作品では話すシーンも輪郭線はそのままに
口は内側で描くスタイルでした。
主人公の司馬達也は大きな声で話したりすることのない基本冷静沈着なキャラクターでした。


作品中かなり数少ないと思われる口をしっかりと開いた描写シーン。
内頬も描かれています。でも、脇役の関本勲というキャラでした。

「魔法科高校の劣等生」の画像はすべて
Ⓒ2013 佐島 勤/KADOKAWA アスキーメディアワークス刊/魔法科高校製作委員会/ニコニコチャンネルに帰属します。


複数人数で両パターン描かれることも


よく見るとシーンによっては輪郭の内側に口を描いた人物
と口をしっかりと動かす人物の2パターンが一緒に描かれている場合もありました。


ラブライブ!(2期)でのメンバーがそれぞれのキャラクターになりきって話すシーン。


絵里の口調で話すことりと穂乃果のマネをする希を困惑気味に見る穂乃果。

表情の違いを際立たせるための描き分けの可能性が考えられそうです。

画像引用 ラブライブ! #6「ハッピーハロウィン」より
「ラブライブ!」の画像はⒸ2013プロジェクトラブライブ!/サンライズ/ニコニコチャンネルに帰属します。


こちらは「アイカツ!」でのシーン。


新条ひなきが大空あかりに話しかける描写は輪郭線の内側に口を描き、内頬が見える描写。




大空あかりが話す描写は口の中が見えない輪郭線で口の開きを表現していました。

画像引用 アイカツ! 第103話「いいこと占い」より

「アイカツ!」の画像はすべてⒸSUNRISE/BANDAI,DENTSU,TV TOKYO/TVOに帰属します。



「天体のメソッド」での水坂柚季が古宮乃々香に強く言い寄るシーン。
こちらも輪郭線を残しつつ口を内側に描く描写と内頬を描きつつ口の開きを表現することで
おそらく表情の違いと感情の度合いの差を表しているものと思われます。

「天体のメソッド」の画像はⒸ霧弥湖町観光協会/ニコニコチャンネルに帰属します。



口の描き分けを見ていてコミカルなシーンがある場合に
輪郭線の内側に口を描く割合は高いようです。

それぞれのシーンでのキャラクターの表情や
心境の違いを演出する効果としての描き分けの効果もあることに気づきました。

それと、以前ブログを書いた際にコメントいただいた
輪郭線を動かさないで口だけ動かす描写は作業効率をアップさせる効果があるという
制作面での利点も反映されているものと思われます。

また何か発見があれば追記します。
読んでいただきありがとうございました。
ではまたφ(.. ) 。