テレパック60-AL レストア&実用化 最終章 | 昭和な望遠鏡で昭和な星見

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と言うことで、本日、ダイソーで👇のリリースクランプを2個(税込み440円)買ってきた。
目的は強情なテレパック60-ALの接眼アダプターを取り外すため。

Gellさんが教えてくれたボトルオープナーはダイソー3箇所(木田余、さんあぴお、AEON)を回ってみたがどこにも無くて配送元の倉庫でも品切れと言うことなのだった。

普通に力んで回してもびくともしなかったが、気合もろとも全力を入れたら「パキッ!」とかん高い音がした。

あ、骨が折れたかゲッソリと思ったがネジが緩んだ瞬間の音だったようだあせる
ネジ緩めるのになんでこんな音がすんねん?

で、外したアダプターをしげしげ見るとネジ部にまで塗料がしっかり塗られている目

ドブ漬けだなこりゃ。
まさか塗料生乾きの状態でねじ込んでそれっきりとかいうんじゃねーだろーなえー、とまたも製造工程に疑いを持つ。


ドローチューブの内側にも塗料の粉末が飛び散っているので入念に拭き取ってとりあえず取り外しは完了。

取り外すだけでは何の意味も無く、そもそもの目的は31.7mm径の接眼アダプターを装着して今どきの接眼鏡を使えるようにすること。
31.7mm→24.5mmの変換アダプター(こんなの👇)も考えては見たが、テレパック60-ALは天頂プリズムを使った際のドロチューブ繰り出し量が短かいので、後付けアダプターで対物レンズ~接眼レンズの距離が長くなると合焦しなくなる可能性が高い。

なのでこの手口は没✖。


ちなみに採寸の結果ドロチューブ外径は31.77mm。
なんと、これは偶然か??

ひょっとして31.7㎜スリーブ用のパイプを流用してる??
なら、ドロチューブと31.7mm径スリーブを外側で固定してやれば延長距離ゼロ以下でセットできるじゃん…

で、なにか適当なパーツは無いかと宝箱(人はジャンク箱と呼ぶ)を漁ったところスコープタウンの望遠鏡に使われている31.7mm用接眼アダプターが出てきた。
で、その内径がなんと31.78mm!
60-ALのドロチューブ外径より10umだけ大きいww。

上手いことすればただ差し込んでセットビスを一つ絞めればそのまま使えそう。

で、60-ALのドロチューブに被せてみると…
まるであつらえたようにスーッと入ってガタも無し!🎉

これは万歳もん🙌爆  笑

しかしアダプター側の肉厚が薄いので、念のために3箇所にタップ立ててセットビス3本で均等に固定できるようにした。

おかげさんでオリジナルの24.5mmアダプターよりも23mm短縮して31.7mmが装着できるようになった。
31.7mmの天頂プリズムの光路長を考えればまぁベストの距離でしょ。
この状態で24.5mm用のアダプターを装着してもまだオリジナルより15mm短くて済む。

ただしスリーブ長の長い接眼鏡ではスリーブがドロチュ-ブ端に当たってしまい、実質19mm程度の短縮に留まるがまぁ実用上は問題なし。

ようやく他の機材と同じ条件で比較ができる。 ふっふっふっニヤリ

それと欠品だった三脚止めの皿はポルタのそれで代用。

そんなこんなで、機材としてそれなりに実用的になったんじゃね?と思っているグラサン

 

いずれにしてもこれでテレパックいじりは完結チョキ、ということで。

 

さて、本日の太陽面。

気流が悪いにもかかわらず10群48個が計数できて相対数148。

こんな数字が出たのは…当方観測では2014年9月28日の159以来。

後は肉眼レベルの大型黒点が出ればいいなー。

12時02分、6cmF15+Or18mm でコンデジコリメート。