長女が3年生で転校した学校に
次女が入学しました。
昭和の小学校に入学した私は
長女が入学した時も
カルチャーショックばかりでしたが
次女が入学してからも
やっぱりカルチャーショックの連続で
星の世界も大変革の真っ只中ですが
同じことを学校の中でも感じています。
ということで
令和の小学校のここにびっくり！
ということをいくつか書いてみたいと思います。
低学年の宿題なし
3年生以上はオンライン提出
宿題の王様の音読とか繰り返し漢字を書くとか、長女の時は毎日出ていた宿題が低学年はありません。
「学年×10分でお勉強習慣をつけるのがおすすめです！」と先生が話されていましたが、やるもやらないも各家庭の自由。
勉強面は学校で個別にフォローしますのでひらがなが書けない、計算が出来ない、みたいなことはどんどんご連絡ください！と言われました。
ちなみに長期休みは全学年、完全に宿題がありません。
絵画展や自由研究などはやりたい人がやって、出したい人だけが個人でコンクールなどに応募します。
3年生以上の宿題はタブレットの中の教材でオンラインで提出します。
と言ってもこちらも任意で、やってないからといって注意もないです。
背の順なし
我が子たちは「背の順」という私にとっては馴染み深すぎる言葉を知りません。
後ろから何番目？
私はクラスでずっと1番前だった！
みたいな言い方が通じない。
体格で並べることを良しとしないという理由。
出席番号順という名簿はあるのですが、そうやって並ぶのは健康診断の時とかだけ。
普通の整列は適当に並び、人数だけ数えて出発します。
集合写真撮影はその場でカメラマンさんが、都度調整してくれます。
男女別なし
教室の席も出席番号も運動会も男女で別れることをしません。
日直さんも男の子同士、女の子同士もあるし、班も男の子ばかりの班、女の子ばかりの班とさまざま。
しかし1年生から男女別の更衣室があるので、教室では着替えず更衣室で着替えます。
男女別のものは更衣室ぐらいかな？
トイレのカラーも男の子は青系、女の子は赤系と色も別れません。
体操着なし
運動できる服ならなんでもOK。
「運動する時に安全で動きやすい服」を各家庭で考えて持ってくることになっています。
真冬にジャンパー禁止とかもない。
雪が降っても半袖ブルマ世代から見ると羨ましい
なので、着替えても良いし、着替えなくても良い。
男の子は普段から体操着みたいな子が多いのでそのままで、夏は着替えだけ持ってくる子が多いそう。
サッカークラブ、野球クラブ、体操クラブのユニフォームの子も多くカラフルで見ていて楽しい。
体操着忘れ、というものがない。
体育座り(おやま座り）なし
自由な姿勢で聞く。
正しい姿勢は各自で違うし、時間によって変わるし、自分で考えるように言われる。
読み聞かせボランティアで学校に行くと、床に座って聞いてくれますが確かにいろいろな姿勢の子がいる。
あぐら、正座、長座、昔でいうお姉さん座り、後ろの方で椅子に座るのもあり。
ただ、挨拶の時は必ず前を見る、相手の目を見る、ように言われてる。
校歌は歌うものじゃなくて聞くもの
毎月の朝礼がコロナ以降なくなり、月始めは教室で席についてオンラインで校長先生の話しや行事予定なんかを聞くそう。
必然的に校歌を歌う機会がないし、音楽の授業でも習わない。
運動会などの行事でも流れないので、長女は6年生にして聞けば自分の学校の校歌と分かるけど歌えない。
入学式も校歌は流れましたが「みんなで聞きましょう」というアナウンスが流れました。
教科書やノートを持ち帰ってこない
普段持ち帰るのはタブレットと筆箱、給食袋、週末に上履き。
その為、長期休みまで学校の授業で何やってるか全然分からない。
荷物が軽くてかなり助かるものの、長女みたいに勉強がついていけないタイプは最初は困りました。
ただ、学校が開かれているので、いつでも先生に聞きに行って良いし、授業参観以外の校内見学も参観も自由なので、時々行きました。
4年生の終わり頃までは長女には国語と算数は毎日持ち帰ってねと伝えて自宅でフォローしてました。
それと私が教科書を見るのが好きなので（特に国語と音楽）やや寂しいというのはあります笑
と言っても持ち帰りが禁止ではありませんし、全てにおいて「禁止」というものがありません。
ランドセル不要
学用品が入れば何でも良いので新入生も１～2割ぐらいは普通のリュックやカバンで登校しています。
私はこれはめっちゃ良いと思ってて、長女が１年生の頃は荷物が多いのに体が小さいタイプだったので、次女には登校用に登山リュックをすすめました。
しかしランドセルに憧れてた次女はランドセル購入。
高学年になるとランドセル率は半分くらいで、手提げとか斜めがけバックとかポシェットみたいなので来ている子もいます。
持ち物に制限なし
これは持ってきてはダメ！みたいな学校のルールが存在しません。
その代わり、それが学校に必要なのか？なんで必要なのか？トラブルが起きたときはどうする？を家で話し合うように言われます。
スマホを首から下げてる子も多くいます。
PTAなし
ボランティアが時々募集されるので都合に合わせて参加できます。
お父さんたちの有志が楽しいイベントを企画してくれたりもします。(ハロウィン、クリスマス、お祭り、虫取りなど）
通知表なし
通知表代わりなのか、学期終わりに1人30分の長めの個人面談があります。
テストの点数とか先生から見た理解度とか、生活の様子なんかを教えてくれますし、希望すればもっと長い面談も毎月可能です。
文章より言葉が交わせるのは個人的にありがたいです。
音楽、図工、理科、英語などの専科の先生も待機してくれているので、希望すれば話も聞けます。
ちなみに早くから通知表の出席日数の記載は廃止されています。
性別年齢関係なく、下の名前にさん付けで呼ぶ
学校の決まりがあるわけではありませんが、どの先生も男女関係なく名前にさんで呼ぶ。
私ならみなこさん。
低学年はくんとかちゃんで呼び合うし、仲良い子たちは呼び捨てですが、友達どうしてもさん付けで呼ぶことが多いです。
あだ名をほとんど聞きません。
学用品が良心価格で学校で売ってる
夜中に、ノートない、のりない、セロテープ切れた！と言われても学校で買いなさいと言える。
事務室に行くとお店のような一覧表があって、ほぼ小売店とか変わらない値段です。
休み時間に買うのもオッケー。
お金は各自管理で自己責任。
折り紙とかファイルとかキャップのようなものも売ってます。
赤青えんぴつ利用は極力禁止
禁止というかおすすめしませんというのが赤青えんぴつ。
反対側のとがった部分が顔の近くにあって危ないから。
普通の青鉛筆と赤鉛筆を2本持って行きます。
利用そのものは禁止ではないので、使う場合はキャップをするように言われます。
部活なし、クラブは2ヶ月に一回
もともと活動が少なかった部活動が廃止されました。
クラブは、消しゴムはんこクラブ、羊毛フェルトクラブ、タグラグビークラブ、ボッチャクラブみたいな令和っぽい響きのものが多種多様にあるのですが、2ヶ月に一回なのでやり方を習ったりそのものに触れることが目的です。
番外編でお正月の書き初めは指定の言葉はなく好きな文字を書きます。
文字数に制限もなく、小さい普通の半紙に1文字でもオッケー。
なので書き初め展にも出しません。
長女は花鳥風月
自然界の美しいものに日々癒されているから
習ったことないし書き初めしか書かないのに毎年上手🤣
健康、スプラトゥーン、受験合格、とかいろいろでおもしろかった。
ざっと思いついた限りはこんな感じ。
順位を出したり競ったりということが皆無です。
ちなみに運動会は以前書いた通りで、私の時代とは全くの別もの。
こういうふうに改革していく姿勢が
すごいなぁと思います。
賛否両論あっただろうし
賛どころかに否の方が多いと思うんですよ
学校みたいな場所って。
私の周りのママたちも
ゆるい
学力が心配
トラブルになりそう
とかよく聞きます。
でも新しい時代のエネルギーを受けて
試行錯誤しながらも
変わっていこうとする姿勢は
本当に応援したいと思う。
ぶっちゃけ
私みたいな昭和うまれで
土星座が多いタイプは
昭和の学校の方が好みだし
体質に合ってるんです笑
不登校ではあったけど
あの街全体が高揚するような
運動会とかすごく懐かしい。
でも今回の入学式で校長先生が
みんなと仲良くする必要はない
異質なものを排除しない
共存を模索していく
こんな言葉を何度も言っていて
私は今時代の節目にいるんだなと
新しい時代の足音を身体中で感じました。
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