結局私はまた刑事の脅しに負け、ダミー人形に手を掛けた。

悔しいけど、怖い。

やっていない事まで認める調書を取られ、やっていない事を写真に撮られるという、最悪の状況だ。

もっと心が強ければ…
辛くて、悔しくて、怖くて涙が出た。



私が首に手を掛けたところをパシャリ



M『違うやろ!もっと下やろ!』


私は最後の抵抗をしていた。

顎のすぐ下に手を掛けていたのだ。
首を締めると言うより、顎を締めると言う感じに。
そんなところを締められても、さほど苦しくないだろう、という場所に手を置き締めた格好をしていた。


私『いいえ、ここです…』

M『普通首締める時はもっと下やろ!』

私『…ここです。』

М『嘘つくな!』

私『ほんまです。』



結局その顎を締めるような写真を撮り、終了となった。

何故か腹を殴るところを再現はさせられなかった。



それくらいの脅しでやっていない事まで、再現した私を『弱い奴だなぁ。』と思う方もおられるでしょう。

しかし、私は今振り返っても、顎を締めるという小さな抵抗が出来た自分を褒めてやりたいです。
それ程私は気が弱く、その時は怖かったのです。
頑張ったと思います。

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