自由の中にある束縛 | 終活オヤジの独り言

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今日も、誰にも何の役にも立たない、どうでもいい様な事をつぶやきます。
もし、お気に障った事がありましたら年寄りの言う事なのでお許し頂きたいと思います。

自由って、良いですよね

 

自由とは、他からの強制・拘束・支配などを受けないで、自

らの意思や本性に従っていることをいうのです

 

それに対して、束縛は嫌なものです

 

束縛とは、行動などの自由を制限するという意味ですからね

 

でも、完全なる自由や束縛などは存在しないのです

 

それは残念ながら、自由=全てが自分の思うがままに振る舞

える、と言う事にはならないからなのです

 

また自分の意志で得たものでない自由は、自分にとっては不

自由に感じてしまう事もあるのです

 

他人から“あなたは今から自由です”なんて言われたとして

も、それでは自分は今まで誰かに束縛されていた、と言う事

になるのです

 

じつは、自由の中にも束縛を感じる事があるし、その反対に

束縛の中にも自由を感じる事が出来るのです

 

つまり、自由の中にも束縛は有り、束縛の中にも自由は存在

するという事です

 

自由になる時間も有れば、時間に束縛されたりもします

 

自由になる人間関係も有れば人間関係に束縛される事も有る

し、自由になる生活も有れば生活に束縛される事も有る、と

言う事になるのです

 

ですから自由と束縛は表裏一体なのです

 

問題なのは、束縛から解放され自由になると言う事は、同時

に安定を手放す事になるのです

 

つまり、束縛には安定と言う補償があるのです

 

たとえば、私たちは基本自由に社会生活を営んでいますが、

共同生活をするうえで社会一般のルールに縛られます

 

法律や規則や制約など多くの約束事を守らなくてはならない

し、税金も払わなくてはならないのです

 

それらは、束縛された不自由な状態です

 

でも、その一方で社会の安定が保たれているのです

 

ですから、自由の中にも束縛がある事も事実なのです

 

実際に、社会生活から束縛を無くした場合、税収が無くなる

ことにより公共の仕事が一切出来なくなり、警察が機能しな

くなると犯罪が横行し交通網は麻痺し、社会秩序が全く保たれなくなるのです

 

すなわち、人は自由と束縛の間で生きているのです