欲望には満足と言う事が無い | 終活オヤジの独り言

終活オヤジの独り言

今日も、誰にも何の役にも立たない、どうでもいい様な事をつぶやきます。
もし、お気に障った事がありましたら年寄りの言う事なのでお許し頂きたいと思います。

ヘンリー・A・マレーは、アメリカの心理学者で欲求について

初めてリスト化した人物です

 

マズローの欲求5段階(自己実現理論)

・自己実現欲求

・承認欲求(尊重の欲求)

・社会的欲求(所属と愛の欲求)

・安全欲求

・生理的欲求

 

現在、人が抱く欲求・欲望を紐解いていくと、広く見積もっ

て、12種類の「生理的欲求(臓器発生的欲求)」と59種類

「社会的欲求(心理発生的欲求)」の計71種類に分類する

ことができるそうです

 

欲求・欲望というと「煩悩」が挙げられることがあります

 

煩悩とは人が持つ108つの煩わせ悩ませるものを言い、除夜

の鐘はその煩悩を祓うために108回叩くと言われています

 

人が持つ108つの煩悩から、いくつもの欲望・欲求が生まれ、

それらは71に分類できると言えるのです

 

人間には、多種多様な欲望・欲求があります

 

 

 

“美味しいものを食べたい”とか“綺麗な洋服を着たい”と

か“旅行に行きたい”と言ったように“〇〇したい”という

気持ちになったりします

 

欲望とは、今のままでは不足に感じてしまった時、どうにか

もう少し満たされた状態にしたいと思ったとき、充足させた

いと強く望む人間の欲を言います

 

ですから、欲望を抑えると言う事は我慢をする、という意味

になるのです

 

人は我慢をする、と言う事が苦手です

 

つまり、欲望は自分に欠けているものを求め、欠けていない

存在になろうとすることなのです

 

そんな欲望は、モチベーションの源であり行動の原動力であ

り、そして成長のエネルギーでもあるのです

 

私達は、何をするにも欲望に突き動かされています

 

そして、人間は欲望を限りなく求め追い続けるものです

 

私達は、朝から晩まで何かしらの欲望に引きずられて生きて

いるのです

 

また欲望には“これで満足”ということが無いからこそ人間

は成長し進歩し続けるのです

 

でも問題は、私的な欲望をどうコントロールするかです

 

自己中心的な欲望を無謀に追求した先に有るのは、破滅かも

知れないからなのです

 

最も危険なのは、自分の欲望を満たすために他人を巻き込み

多大な迷惑を掛けてしまう事なのです

 

それが分かっていてもなお、欲望を満たそうとするのは人間

の愚かさなのでしょう