初めて聞いた、「氷代」と言うことば
政治資金パーティーの裏金事件を契機に、岸田文雄首相が本
部長となって発足したのが自民党の「政治刷新本部」です
2024年1月25日に「中間取りまとめ」が出され、そこでは派
閥が所属議員に配る、いわゆる「氷代」や「もち代」の廃止が
が盛り込まれていました
「氷代」や「もち代」は、自民党が選挙区支部長に支給してい
る年間1200万円(年6回の分割支給)の活動資金でその夏分を
一般に「氷代」と呼んでいるのです
ところが、この「氷代」が、今夏も継続されただけでなく、
さらに増額されることがわかったのです
4月26日の朝日新聞はこの通達文書を公開し
《4月分を通常の200万円から300万円に増やすほか、従来は7月
末だった次の支給時期を6月に前倒しした上で500万円に増額4月
分を通常の200万円から300万円に増やすほか、従来は7月末だった次の支給時期を6月に前倒しした上で500万円に増額する
内訳は定期の支給分200万円と、従来の200万円から300万円に
増額された「夏の活動費」》としている
政治刷新本部の中間取りまとめで出された、「氷代」や「もち
代」の廃止の話は何処へ行ったのでしょう
本当に、開いた口が塞がらない、とはこの事です
自民党はまるで「お手盛り」のように増額しているが、こうし
た政治活動費は国民1人あたり250円にあたる政党交付金、つま
り税金も使われているのです
2024年度の政党交付金は総額約315億円、自民党には約160億円
が支給されています
こうした「反省の色なし」とも思える自民党に、ニュースサイト
のコメント欄には
《無駄遣いがすぎる こっちはあんたらのATMじゃねーぞ》
《国民の給料は、増えないのに自民活動資金は100万も増え
るのは国民を馬鹿にしてる》
《自分達の手当の決定は凄いスピードで決まりますね。こ
れが自民党》
《なんだか自民党の為に汗水垂らして税金納めてるみたい》
など激憤があふれていました
「いつの間にかシレっと」が自民党のお家芸とはいえ、いくら
なんでも政党交付金160億円はムダすぎないだろうか
見せかけだけの、政治刷新本部なのです