核は抑止力として機能しない | 終活オヤジの独り言

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今日も、誰にも何の役にも立たない、どうでもいい様な事をつぶやきます。
もし、お気に障った事がありましたら年寄りの言う事なのでお許し頂きたいと思います。

抑止力とは、「相手の活動をやめさせる力」「相手を行動に移

させないようにする(未然に防ぐ)力」を意味するのです 

 

つまり、行動を起こすと大変なことになる、行動しない方がま

しだ、と相手に判断させることによって、抑止力が抑止力とし

て機能するのです

 

抑止力、という言葉から想像するのは

 ・軍事力増強が戦争を抑止する

 ・刑罰が犯罪を抑止する

等があります

 

ですが、それらの抑止力にはおのずと限界が有ります

 

でも、冷戦時代の「核抑止」は機能していました

 

核戦略において、米ソが巨大な破壊力を持つ核兵器を保有して

いる事が、米ソ関係において、互いに核の使用がためらわれる

状況を作り出し、結果として重大な核戦争と核戦争につながる

全面戦争が回避されて来たのです

 

ところが、現状のプーチン大統領によってのウクライナ侵略に

よる軍事行動で、核威嚇をしている事により核抑止の考え方が

根底から崩れたのです

 

核兵器が戦争の抑止力ではなく、戦争を仕掛けている国にとっ

て核が脅しの材料になってしまったのです

 

だからロシアは、ウクライナに味方をしてロシアに対して攻撃

をした時は、核の使用も辞さない、と威嚇しているのです

 

つまり、ロシアにとって核兵器はもはや抑止の為では無く戦争

に勝つ為に使用する武器に過ぎない、と言う事なのです

 

この事で、国連も欧州NATO諸国も核戦争だけは避けなけれ

ばならない、と言う考え方によりロシアに対して積極的な手出

しが出来なくなってしまったのです

 

つまり、もはやロシアに対しては核抑止力など何の意味も無い

と言う事なのです

 

このままで行くと、ロシアはウクライナが降伏する迄戦いをや

める事は無いでしょう

 

それどころか、核を持っている国々は核を人質にすれば今回の

ロシアのように理不尽な行動を無条件に起こす事が出来る、と

言う現実を認識することになるのです

 

 

       (核抑止力に関するアンケート)

 

核抑止力に関するアンケートで、日本が海外より有効であると

考えている人が多いのが不思議です

 

核抑止力が有効でなくなってきた今後は、これまで各国が競っ

て行っていた抑止力としての軍事力増強などは何の役にも立た

ない、と言う事なのです

 

核搭載のミサイルが飛び交う核戦争で、戦車や戦闘機や戦艦な

どの数などは何の抑止力にもならないのです

 

今回のロシアの取った侵略行動が前例となったとしたら、世界

の秩序は崩壊し、世界中の国が常に核の脅威にさらされる事に

なることでしょう

 

今のプーチン大統領の、狂気とも言える行いが最後まで実行さ

れた時、人類滅亡へのカウントダウンが始まるのです