議員は先生ではありません | 終活オヤジの独り言

終活オヤジの独り言

今日も、誰にも何の役にも立たない、どうでもいい様な事をつぶやきます。
もし、お気に障った事がありましたら年寄りの言う事なのでお許し頂きたいと思います。

 

常々思っている事なのですが、一般人が議員になった途端にな

ぜ先生と呼び、呼ばれるのでしょう

 

それは、国会議員でも地方議員でも同じなのです

 

一体、誰の先生で何の先生なのでしょう

 

先生と呼ばれていいのは、学校の教師か医者くらいなものです

 

議員になるのには、何の公的資格もいりません

 

それどころか、国民の義務である国民年金の滞納者や、善良な

国民がきちんと支払っているNHKの受信料を支払わない人が

国会議員になったりしているのです

 

国会中継でも時々見られる光景なのですが、私は、国会議員同

士が先生と呼び合うのを見るたびに、違和感どころか滑稽にさ

え思うのです

 

当の国会議員は何とも思わないのですかね

 

もしかして、先生と呼ばれることにこの上もない優越感を得て

いるからなのでしょうか

 

各々の議員は、別に偉いわけでもなく国民に何かを教育・指導

する立場でもない人達で、基本単なる有権者の代弁者・代理人

に過ぎないのです

 

また、全ての議員は国民に税金で雇われている身なのです

 

選挙の時を思い出してみて下さい

 

立候補者は誰もが、笑顔を振りまき、頭を下げ、そして握手を

求めて“私に議員としての仕事をさせて下さい”と懇願していた

のです

 

そのような人たちを、選挙の結果議員になったからと言って、

国民が先生と持ち上げてどうするのですか

 

 

そう思っている私は、以下の二人の記事を見つけました

 

まずは、筆坂秀世氏(元参議院議員・政治評論家)は“議員を先

生と呼ぶのはもうやめよう”と言うのです

 大した知識も、見識もない人間を当選した途端に、先生など

 と呼ぶから、思い上がった政治家ができるのだ

 国会議員も、地方議員も、先生などではないからだ

 国会が率先して、先生などという思い上がった呼び方をやめ

 ると宣言してもらいたいものだ

と、言っています

 

また、同志社大学大学院の浜矩子教授

 市議会議員であれ、市長であれ、知事であれ、地方選によっ

 て選出される人々は、彼らを選出する人々の『リーダー』等

 ではありません

 彼らは有権者の代表ではあります

 ですが、それは、あくまでも有権者が彼らにその任務を与え

 るからです

 彼らは公僕です

 つまりは、『しもべ』です

 有権者の家来だと言ってもいいでしょう

 そして、これは国会議員でも、総理大臣でも同じ事です

と、きっぱりと指摘しているのです

 

だからたとえ議員になっても、正真正銘の先生の様に他人に教

える事など何もない、と言う事を自覚すべきなのです

 

議員の仕事は、先生ではなく有権者や国民の為に身を粉にして

働く事なのです

 

今問題になっている国会議員の裏金についても、その使い道は

決して国民の為ではないのです

 

だから国民は、そんな国会議員を先生と呼ぶ必要性など何もな

いのです

 

それでなくては、先生と呼ばれ自分が偉いと勘違いした議員は

いつ迄経っても、国民が期待する仕事をしないのです

 

ですから、国民は今すぐにすべての議員を先生と呼ぶのをやめ

るべきなのです