かわいい(カワイイ)の意味 | 終活オヤジの独り言

終活オヤジの独り言

今日も、誰にも何の役にも立たない、どうでもいい様な事をつぶやきます。
もし、お気に障った事がありましたら年寄りの言う事なのでお許し頂きたいと思います。

いつから、かわいい=可愛い、と言う意味ではない使われ方

が日常化してしまったのでしょう

 

本来、かわいい(可愛い)とは日本語の形容詞で、いとおしさ

趣き深さなど、何らかの意味で愛すべしと感じられる場合に

用いられます

 

ですから可愛いは、幼いもの、小さいもの、愛嬌のある外観

をもつ様子に対する情愛や愛着などを表現する意味合いが強

いのです

 

なので、幼い子供や小動物に対して見た目の感情表現として

可愛い、と言う言葉を使います

 

しかし、1990年代以降の若者言葉として異なる形容詞と

の組み合わせで、どのようにかわいいかを指示する用法が生

まれました

 

それが

・エロかわいい

・ブサかわいい

・キモかわいい

・ゆるかわいい

・カッコかわいい

・キレかわいい

などです

 

私的には、ここ迄は理解できるのです

 

しかし今時は、何もかも何に対してでもかわいい、と言う言

葉を見境なく使います

 

例えば

・決してかわいくないおじさんに

・決してかわいくない動物に

・決してかわいくない食べ物に

・決してかわいくない衣装に

・決してかわいくない品物に

・決してかわいくないしぐさ

等に、やたらとかわいいを使うのです

 

それに、あれかわいい、それかわいい、これかわいいなどと

意味も無く、かわいいを連発したりします

 

これらの場合のかわいいは、カワイイとカタカナで表記され

る事もあります

 

つまり、カワイイを使う側も本来の可愛いとは違った意味で

使っているのを認識している事もあるのです

 

要するに、ボキャブラリーの乏しい人たちが何に対しても見

境なく、物事を肯定する意味としてカワイイと言う言葉を、

乱用しているのです

 

そんな時私はいつも、何もかわいくない、と思うのです