日本ユニセフ協会と電通 | ambiguouswordsのブログ

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国連の周辺にはさまざまな関連団体というか外郭団体、利権団体があってややこしい。
効率性が疑われることもあるけど、真摯な活動をされていると思いたい。
まあ、硬直化した保身的な団体には、利他的な活動はなかなか期待できないけど。

最近また日本ユニセフ協会のことがネットで話題になっている。
ひろゆきが日本ユニセフ協会の姿勢について疑問を呈したようだ。
「日本ユニセフ協会は募金から2割も経費を取ってユニセフに送金している。ユニセフの親善大使?の黒柳徹子さんに寄付すると全額ユニセフに送られる。なぜ日本ユニセフは黒柳さんの寄付口座を告知しないのか」
といったような内容。
  ↓
http://2logch.com/articles/32372.html

まあ、そもそもユニセフが効率的で献身的な支援を行っているのかどうかわからないけど、日本ユニセフ協会が疑問を持たれるのも仕方ないところがあるだろう。
ぼくも何度か書いたことがある。

・援助貴族
http://blog.goo.ne.jp/ambiguousworld/e/138fb26881a44dbc39952daf1bef8ce8

・日本ユニセフ協会やワールドビジョンにお金を払わせる方法 2010-12-02
http://blog.goo.ne.jp/ambiguousworld/e/95848a06866a51ee5ff3399bef63cd29

・ユニセフ募金激減 2012-10-04
http://blog.goo.ne.jp/ambiguousworld/e/740359fd08c28149281a531bcb1a7c07


今回のひろゆきの疑問について、日本ユニセフ協会は「大規模に宣伝してこそ、たくさんの募金を集めることができて、多くの人を救える。それでいいではないか」と思っているのではないだろうか。

だけど、そのような集金に力を入れた姿勢だと、
献身的な活動をしている人や、そのような活動を支持している人からも、疑問を持たれてしまう可能性がある。

日本ユニセフ協会もあまり電通に頼り過ぎないようにすべきではないか。
100億の募金を集めても、そのうちの何億かが電通の手に渡れば、なぜ宣伝業者に貴重な浄財を渡しているのだと疑問を感じる人も多いだろう。
  ↓
http://adv.asahi.com/modules/creator/index.php/content0032.html


ぼくは日本ユニセフ協会には寄付しないで、
直接信頼できる団体に寄付したり、商品を購入したりしている。

ミャンマーやカンボジアなどで医療支援を行うジャパン・ハート、
ザンジバルからアフリカの経済的自立を支援する島岡夫妻、
ベトナムで貧しい子どもたちを支援する小山氏、
彼らは宣伝業者に頼っていないけど、知名度を高め、まじめな支援者を増やしている。

日本ユニセフ協会も、自分たちの組織の維持発展が存在目的になっているのでなければ、
真摯な支援活動を行っている小さな団体の存在を、多くの人に知らせてあげてはどうだろうか。

日本ユニセフ協会やユニセフを経由するよりも、困っている人々を効果的に助けることになるのではないかと思う。