
ホスピタリティとは、心のこもったもてなしの気持ち、とでも訳すのでしょうか。
心あたたまる接客態度にふれると、この店に来て良かった、と感じます。
最近そのように感じたのは、代官山のマダム・トキという瀟洒なレストラン。
旧山手通りに面した洋館は趣があり、数年前から気になっていたのですがついに2、3年前から年に1~2回足を運ぶようになりました。
理由は、雰囲気が素敵だから。
やさしさと、緊張感と、本物の素材と、誠実な人たち。
虚飾のない、穏やかさを感じます。
入り口を入ると、小さな庭があります。2週間前は藤の花がきれいでした。
正面はお菓子屋さん。左側に入り口。
おそらく、入り口脇の擦りガラスのむこうから、入り口に注意を払っているのでしょう。
さっと扉が開きます。
大きな扉の、洋館らしい意匠も趣があります。
中に入ると、広くはないのですが落ち着きのあるダイニングが広がります。
ひょうひょうとした笑顔のマネージャー、さっそうとしたソムリエ、女優の高畑淳子にも少し似ている気がするTさん、みなさんフレンドリーでありながら品があり、ありがたいなという思いを感じます。
先日のディナーはアラカルトを楽しみました。
極太の白アスパラのグリル。魚、フォアグラ、等々。
おいしいのですが、料理自体の良さよりも、スタッフの人たちの気持ちに居心地の良さを感じます。
そうそう。ハウスワインもおすすめです。赤白それぞれ3種類用意されていたのですが、700円~1500円程度のお手ごろなハウスワインがそれぞれかなり良いものでした。
一般的なフレンチやイタリアンのお店で、あれだけレベルの高いハウスワインを用意しているところは少ないと思います。
店の奥まったところでは浜崎あゆみのヘアスタイリストらしき人が、何人かのスタッフを連れて食事をしていたようです。ラフな格好で帰っていく姿を見ました。
私達は最後の客になってしまいましたが、それでもゆったりと接客をしてくれました。
細かなところにも気がつく親切なこのお店には、商売っ気をあまり感じません。
旧山手通りを代官山駅方向に少し行ったところにあるリストランテASOはマダムトキより店舗規模も大きく、客単価も高く、大きな結婚式もよく行われ、経営規模としては何倍か大きいかもしれません。
ミシュラン2つ星のASOはすばらしいレストランなのですが、マダムトキにはまた違った良さがあります。
穏やかで、品がありながら、アットホーム。
ホスピタリティにあふれた、人柄の良さを感じさせるレストランです。
こんどはよく晴れた休日にランチでも食べに行こうかと思います。
5/11(土)や5/17(日)は仏滅だから、結婚式は入っていないかもしれませんね。