ゴールデンウィーク中,2週にわたって行われた予選・選考会の結果,長男は「第23回関東地区高等学校対抗ボウリング競技大会(関東大会)」と「JOCジュニアオリンピックカップ・第48回全日本高校ボウリング選手権大会(全高)」への出場を決めた.

 

 

 

 この選考・選出過程が,ちょっとややこしい.


※ あくまでも神奈川県の例.都道府県によってかなり違う.


 まず第1週に「江の島ボウリングセンター(114-104)」で行われる「一次選考会」では,「個人戦」3ゲームと「2人戦(『一人校』等は『相当』)」3ゲームを行い,それぞれの結果から「関東大会」出場校・出場者を決定する.また,この計6ゲームの「個人総合」成績によって,第2週の「最終選考会」に進む選手を決定する.

 「最終選考会」は「厚木ツマダボウル(114-035)」でボックス移動を挟んだ前後半各3ゲーム,計6ゲームを投球し,「一次選考会」の6ゲームと合計した12ゲームのスコアによって,その上位から「全高」への出場者を選抜する.
 「全高」へ出場とならなかった選手で希望する者は「高体連全国選抜」に出場ができる.

 「高体連全国選抜」は,昨年度まで「東海北信越高等学校ボウリング選手権大会」に,派遣を希望する区域外の県高体連からの参加も受け入れる形で「全国大会」を兼ねる形態を採っていた.

 これは,選手の数が多いため,ある程度の実力がありながらなかなか「全国大会」に出場する機会のない都道府県の選手に「全国大会での経験」を積ませる目的もある,と聞いたことがある.
 2年生の半ばまでの長男は,まさにこれに該当するのだろうが,1年生の時はコロナの影響もあって神奈川県からの派遣を行わず(大会自体は行われた),2年生の時は「最終選考会」に残れなかった.
 しかし,その後は「高校対抗」「春高」そして今年の「全高」と,れっきとした「県代表」の一員としての出場を果たしているし,今年の「高体連全国選抜」の会場である「MKボウル上賀茂(126-005)」は,今年の「高校対抗」の会場でもある.どうせなら,そちらで行きたいと思っているようだ.これについては「後述」することになると思う.

 ところで,これまで「高体連全国選抜」に乗っかられていた「東海北信越高等学校ボウリング選手権大会」だが,もしも今年開催されるならば「第38回東海北信越……」となる筈.しかし,現在のところ「検索」してもヒットするものがないので,もしかすると開催されなくなってしまった可能性が高い.
 そのため「高体連全国選抜」は「単独開催」となり,「東海北信越」ではない京都府が開催地になったのかも知れない.
 東海北信越地域の「地方(ブロック)大会」的なものがなくなってしまったのか,例えば東海と北信越(場合によっては更に北陸と信越とかも)で分けるのか,とか,そのあたりの事情はわからない.例えば長野県は「関東大会」の対象ではないのだが,「オール関東ジュニアトーナメント」では対象になっていたりもするので,「組替」的なことがあるかも知れない.
 これまでとは逆に,東海北信越の高校生でブロック大会に出るような選手が「高体連全国選抜」に出場する,という選択肢も考えられる.京都ならば(「サンダーバード」などはぶった切られたけど),東海北信越からのアクセスもさほど悪くはないだろう.

 ということで,この夏(6~8月)に開催される予定の,都道府県の範囲を越える大会については,予定が固まった.

 しかし,例えば「全高」は「全中」との同時開催になった関係上,詳細な日程がわからない.既に「7月23日(火)~25日(木)」とは発表されているものの,その「内訳」がわからないのだ.

 昨年度も,一応「3日間」になってはいたのだが,実態として一日目は,午後に「ボール登録」などがあるだけ.しかも二日目の午前中にも「登録」の時間帯が設定されていたから,一日目は「必須」でもなさそうだった.
 実質的には,二日目の午後に予選の第1・第2シリーズ各3ゲームがあるだけで,第3シリーズは三日目の午前中,そして午後に決勝3ゲーム,という割り振りだったようだ.

 これが「全中」との同時開催となると,少なくとも一日目の午後にはゲームが入る可能性があり,そうすると「事前練習」のみならず,愛知県までの「移動」も含め「前日」の7月22日(月)には現地入りしたほうがいい,ということになる可能性もある.
 そのため「前泊」を含めた3泊分の宿は確保した.長男の分は,その形で高校で手配しており,筆者の分もそれに準じて(同じホテルを)「自己手配」してある.
 こうなってくると,先日の「春高ボウリング」の時と同様に,更に前日の日曜日から筆者だけが「先乗り」するという選択肢も浮かぶのだが,愛知県の尾張地域平野部なので,公共交通機関で移動できる範囲も広いから,そこまではしない予定である.
 恐らく「関東大会」終了後のどこか(の週末)で(稲沢グランドボウルの)「下見」には行っておこうと思っており,そこで筆者も投げるだろうから,「本番」の際には筆者のボールを持って行くことは(現在のところ)考えていない.
 そうすると,平日の日中に「空き時間」ができれば他趣味に振るだろうし,夜間も近くに,これといったセンターがないこともある.ただし,シューズだけは念のために持って行こうと考えているが,宿が稲沢ではなく(尾張)一宮駅前になったので「稲沢駅からシャトルバスのある「ラウンドワンスタジアム名古屋西春店」に……という選択肢は,少し弱くなった.
 尾張一宮あるいは名鉄一宮駅から電車に乗ってまで行く元気もないだろうし,愛知県のボウリング場は多いので,また機会を改めて自家用車で(ある程度)まとめて遠征するほうがいいだろう,とも思う.
 従って,今回は長男たち一行と,少なくとも名古屋までの往復は「同行」することになりそうだ.

 一方で,「関東大会」も今回は微妙な日程だ.

 一昨年は,群馬県の「パークレーン高崎(110-006)」,昨年は千葉県の「北小金ボウル(112-039)」が会場だった.
 そして今年は,茨城県の「フジ取手ボウル(108-008)」が会場になっている.二年続けてウッドレーンのセンターだが,昨年は元々「アサヒボウリングセンター(112-041)」の予定だったものが,急遽「変更」になった,という経緯がある.「アサヒボウリングセンター」もウッドレーンだと思っていたのだが,最近の情報では「間違いなくシンセティックレーンになっている」らしいので,筆者が訪問した時とは様相が変わっているようではある.

 例年「全高」や「関東大会」の県予選は,このようにゴールデンウイークに行われるため,1年生から出場するということ自体が,既に競技ボウリングの経験がなければ難しい.
 今年に関して見ても,男子で3人,女子はゼロだった.
 そう考えれば,3年連続で「関東大会」に出場することになったというのは,そうそう経験できることではない.

 この3年間,関東大会の開催地は,群馬県,千葉県,茨城県という流れだった.

 関東大会は,一日目の午後と二日目の午前でほぼ収まる.

 最も近い千葉県が,松戸市(どちらかというと柏のほうが近いくらいだが)だったため,少し乗換の手間はあったものの,土日だけの1泊2日で事足りた.
 また,群馬県も高崎駅から比較的近い会場だったため,新幹線を利用すれば,やはり1泊2日で済んだ.
 しかし,茨城県では比較的近くだし,北小金の「ちょっと先」にも思える取手が会場だとは言え,新幹線が使える訳でもなく,取手駅から関東鉄道常総線に乗り換えて……となるのでこちらも「前泊」が必要になるかも知れない,とのこと.
 勿論,土曜日の早朝に出発すれば間に合わないことはない筈なのだが,ちょっと出発が早過ぎる時間帯になるのでは,ということらしい.
 その場合でも,金曜日の授業が終わってから出発し,その日は移動と宿泊のみを想定しているらしいが,これも「要項」が来ないと何とも言えないようだ.
 そうなるとこちらも「前泊」の用意が必要になる.
 勿論,夕刻以降に出発してもいいのだが,昨年同様,長男のボールなどは自家用車で運ぶことを考えていたので,駐車場などのことを考えると,早目に着いておくに越したことはない.
 そうなると,金曜日にも休暇(少なくとも午後半休)を入れておく必要が生じるが,平日なので現地近隣での他趣味も可能性としては考えられる.
 そのあたりの「兼ね合い」を考慮しつつ,詳細な計画を詰めることになりそうだが,いずれにしても「要項」を確認してから,ということになるだろう.

 ということで,茨城・取手にしろ,愛知・稲沢にしろ,「前泊」が入りそうな状況になっているので,一日日程が長くなることを踏まえて,何をどうするか,考えておく必要がありそうだ.
 ただし,「春高ボウリング」の際にも,当初は他趣味含めて北勢地域をターゲットとして考えていたのに,直前になって伊賀地域から京都・奈良・滋賀との府県境周辺に変更したような前例もあるので,幅広く考えておいたほうがいいかも知れない.

 「全高」などはともかく,「関東大会」くらいであれば新入部員も……という気もしたが,結局,参加は見送った.
 そのため,今年度の新1年生部員たちの「デビュー戦」は,8月下旬の「オール神奈川ジュニアトーナメント」ということになるだろうと思われる.
 それまでの間に,近隣他校と合同の「練習試合」的なものをやろうか,という話も出ているらしい.

 ちょうど,PTA総会や学年懇談会などが開催された日に(筆者は長男の高校のPTA副会長でもあるので),ボウリング部の部活動があったので,ちょっと「見学」に行ってみた.
 本当は,PTA役員・委員の「歓送迎会」的なものがあったのだが,体調面での懸念もあって「一次会」をパスし,「二次会」にだけノンアルコールで参加することにして,部活動の時間帯を空けた.

 結局,現在のところ新1年生は,男子5名,女子1名が入部したようだ.
 男子は,長男を合わせると3チームを組むことができ,上手くいけば「同一校で最大2チーム」が「高校対抗」に出られることを考えると,「補欠」を含めて全員が参加できる可能性もあることになる.所謂「Aチーム」「Bチーム」の組み方が肝要ということになろうか.
 女子は,何度も書いているが,チームが組めさえすればかなりの確率で出場できるので,何とかあと1人入ってくれないだろうか.

 現在のところ,新1年生は全員,まだハウスボール・ハウスシューズで,練習も学校の「体操着」である.
 長男は,入学後すぐに入部し,関東大会県予選にも出ることになったので,大急ぎでユニフォームも用意してもらったのだが,今年度の他校の1年生を見ても,用意できていない学校もあったから(その場合は学校名・選手名の入ったゼッケンなどで対応する規定),かなりの「緊急発注」だったようだ.

 見ていると,基本的に確かに「まだまだ」ではあるけれど,男子のうち少なくとも二人は,ハウスボールにしては割合いい感じのフック回転になっていて,リアクティブを使い出したら一気に伸びそうな気がする.
 またもう一人,12lbsのハウスボールをサムレスで投げている生徒がいるが,曲がりはいいものの,レーンの「幅」をうまく使い切れていない.もっとインサイドから幅を取ってポケットに向かわせられるだけのコントロールが付けば,面白い球が投げられるかも知れない.所謂「ロフトボール」気味ではないので,そのままサムレスで行くのもありかも知れないが,両手投げに進化させるという選択肢もあると思うし,親指入れて「ローダウン」系にチャレンジするのもありかも知れない.

 ほぼ全員が,まだ「コントロール」を身に着けることを優先に考えるような段階(7本カウント以上なら「拍手」したくなるようなレベル)ではあるが,半月から1か月足らずということを考えれば,夏休みまでにはある程度のレベルになっているのではないかと思う.
 後は,ボールを作って続けられるか,という「壁」を越えるという「課題」が待っている.

 最初は,少し軽めの「初心者向けボール」で始めて,次に体格・体力とのバランスで決めた重さの「メインボール」へとステップアップすることになろうから,それなりに費用も掛かってしまう.そこまでして続けよう,というモチベーションになるほど「ハマれるか」というのもポイントになろうかと思う.

 そう言えば,約1か月後,関東大会の直前に「三者面談」が入っている日も,部活動の日と重なっているので,その1か月でどう変わったか,改めて確認してみたいと思う.