「関東大会」と「高校選手権」と「高体連全国選抜」の予選会を兼ねた県大会で,長男は6ゲームトータル1,208と,恐らく部活動の「公式戦」としては初めて「プラス」を達成した.

 

 

 

 直前の「不慮の事故」(猫を救出しようとして左手を噛まれたり引っ掛かれたりして利き手である左親指周りを負傷)で,投げることさえできるかどうか,と危ぶまれていたのだが,却ってそれで力が抜けて良かった部分もあるのかも知れない.

 会場に来てくれていた木村晃プロ(1431/60期)は,「いつもよりリリースが甘くなっている」と言っていたのだが,これも長男本人に言わせると「外ミスが多かった」ということに繋がっていた可能性はある.

 ただし,この予選会はセンターのデイリーコンディションのまま行われていたようで,現在の「江の島ボウリングセンター(114-104)」のコンディションは,外がかなり遅い.このため「少々外ミスしても跳ね返って来てくれる」ということもあって,結果オーライになったようだ.

 

 これまで幾度となく「会場」となっているこの「江の島ボウリングセンター」は,長男にとっては「どうも苦手」という意識が強かった.

 

 

 そこで,コンディションが同じであろうと予想した同月内に「練習」しておこう,と,半月ほど前に行ってみたのである.

 結局,長男が納得するまで投げたため,8ゲームも投げることになってしまって出費がかさんだのだが.このセンター,少々「お高い」上にパックなどがないので,投げれば投げるほど料金が上がってしまう.

 「本番」の環境も想定して,ある程度稼働しているであろう昼下がりに行き,筆者は最初右投げで,中盤で左投げをして「レフティが同ボックスで被った場合」の想定に持って行き,最後は右投げに戻す,という形でレーンに変化を与える役割を担ってみた.例えれば「両投げできるバッティングピッチャー」みたいなものか.性質は違うが,本来はマラソンなどの「ペースメーカー」的なものを想定しているのだが,いずれにしても(右投げと左投げの同ボックス選手役の一人二役は)「誰にでもできる芸当」ではないと思う.

 

 この「練習」で,長男は8ゲーム中3ゲームで200UPを叩き出したが,連続6ゲームで見た場合には,第1~6ゲーム:1,102,第2~7ゲーム:1,140,第3~8ゲーム:1,191となり,いずれもプラスにはならない.それでも「本番」ではプラスに持って行けたのは,この「練習」の成果があったと考えていいだろうと思う.

 そして,この練習でのH/Gは223に到達していた.これまで「練習」「本番」ともに「江の島ボウリングセンター」での200UPはできていなかったのだが,この「練習」で一気に「突破」したと言っていいだろう.

 

 ……あれ?

 「223」って,さっきもどこかで見たような…….

 

 そう,「本番」でも最初と最後の223がMAXだった.

 偶然の一致とは言え「ここでもこのくらいまでは出せるんだよ」ということなのかも知れない.

 「本番」では,前半をプラスで終えたものの,後半に入ってスコアを落としていき,第5ゲームでマイナス15まで下がったが,「最後の一踏ん張り」で223を叩き出してプラスに戻している.

 

 ちょっと気になったので,筆者の過去の履歴をほじくってみた.

 

 【江の島ボウリングセンター/114-104】

 左投げH/G 213 (2024/04/13)

 右投げH/G 224 (2022/11/20)

 

 「近所」とはいえ,普段投げる機会があまりないセンターだとこんなものかも知れないが,そう考えると,尚更今回の「予選会」では,かなり健闘したと言っていいだろうと思う.