昨年暮れの「文部科学大臣杯・第30回全国高等学校対抗ボウリング選手権大会」に続いて,今度は「第27回全国高等学校ボウリング選手権(春高ボウリング)・三重大会」にも出場することになった長男.
この「春高ボウリング」は,毎年都道府県持ち回りで(例えば昨年は青森県,来年は大分県)開催されており,通称「ボウリングの甲子園」と呼ばれる「学校対抗」はここしばらく「津グランドボウル」で固定されていたのと,今年度はたまたま重なった,という背景である.
同じ三重県に,3か月と開けずに「高校のボウリングの全国大会」で続けて来ることになるとは思わなかったが.
ただし「春高ボウリング」の会場は「鈴鹿グランドボウル(123-056)」で,同じ「グランドボウル」とは言え,別会場である.
また「学校対抗」の会場だったこの「津グランドボウル」も,その直後に1~28番レーン側を閉鎖し,29~56番レーンに再度1番から付け直したため,レーン数が半減.来年度からの「学校対抗」の会場にするにはキャパシティ不足なので,京都府内に会場を変更すると聞いている.
京都府内のJBC公認競技場で,50レーン級以上のセンターとなると,「MKボウル上賀茂(126-005)」と「ラウンドワン京都河原町店(126-070)」「ラウンドワンスタジアム京都伏見店(126-071)」くらい(全て48レーン)で,JPBAならともかくアマチュアや学生の大会をラウンドワンでやるとは思えないので,MKだろうな,とは思うのだが.
更に言えば,大会の名称もよく似ているのだが,「学校対抗」はJBC主催なのに対して「春高ボウリング」は全国高体連のボウリング専門部が主催し,JBCは「後援」という形,という相違点がある.
前回の「学校対抗」の際には,大会日程が「土日」の2日間で,前日練習を含めた2泊3日(金土日)の行程だったため,現地までのボール搬送は,往復とも「ゆうパック」にした.
しかし,今回は大会日程が「火祝」の2日間となり,前日練習も含めて「月火祝」の2泊3日だから,日曜日から現地入りするなら,往復を自家用車で,ということもできなくはない.むしろそのほうが,現地でレンタカーなど用意する必要もなく,効率的に動けそうだ.
強いて言えば,長男は「部活動」の一環なので,顧問の先生達と一緒に新幹線と近鉄で往復することになるため,こちらは一人で片道500km以上を運転し続けなければならないことか.話し相手もいない状態での長距離運転なので,体力的な面はともかく,精神的に睡魔との闘いになりそうな気がする.
それでも何とか,9時頃に自宅を出発し,10時頃海老名から新東名に入った.
途中,富士川と浜名湖のSAで休憩し,豊田JCTから伊勢湾岸道方面へ.最後に湾岸長島PAに寄って,東名阪から伊勢自動車道へと進む.
鈴鹿に行くなら,みえ川越ICから一般道,あるいは東名阪の鈴鹿ICで降りるのが一般的だが,まだ時間的に余裕があり,鈴鹿ICに差し掛かったところで,15時になろうかというところだった.
こうなると,そのまま津ICあるいは久居ICまで行き,前回は「学校対抗」のために一般客として投げる機会を逸してしまった「津グランドボウル」に行ってしまおう,と考えた.
鈴鹿に3泊4日で滞在するので,その間にいくらでも機会はありそうではあるが,他の予定との兼ね合いで,津方面に向かうのは他と切り離した行程を組み込む形になる.であれば,この際,この「勢い」で津まで直行するのが得策,と思えた.
今回は「鈴鹿グランドボウル」が「春高ボウリング」の関係で「一般客向けは休止」になる時間帯が生じる可能性は高いものの,まさか「津グランドボウル」でそのようなことはなかろう.
「津グランドボウル」以外のセンターは,隣の松阪市を含めて「学校対抗」の際に訪問済(しかも200UP連発)なので,ここだけのために後でわざわざ時間を作って往復するのは,確かに面倒くさい.
しかし,500km以上を走り続けてきたため,ガソリンの残りが怪しくなってきた.
津ICで降り,県庁所在地なんだからガソリンスタンドくらいそれなりにあるだろう……と思ったら,意外に少ない.しかも,日曜日のために「休業」な所もあったりして,やっとのことで1軒見付けた.
あまり大きくなく,しかもセルフではない「フルサービス」なこともあるのか,167円/Lと,その時点での単価としては幾分「高値」ではあった(自宅付近では160円/L前後であった)が,背に腹は代えられない.というより,そもそも「価格表示」などなく,一体いくら取られるのか,と不安にすらなった.
最終日の帰宅の際には,高速に入る手前(四日市付近)で給油したのだが,そこは160円/Lだったので,三重県が高い,ということではないようだ.
後で気が付いたのだが,この時に,何も「満タン」にする必要はなく,帰宅前の給油まで持つ程度(10Lとか)だけでも良かったかも知れない.
とは言え,この自家用1号車のタンクは,ハイブリッド車ということもあるのか30L程度しか入らないので,満タンにしたところでせいぜい27~28Lくらい.単価7円差で約200円……これをどう取るかは「個人の感想」なのだろうが.
ということで,16時前に「津グランドボウル(123-048)」に到着した.
見憶えのある「看板」などはそのままだが,駐車場には三画コーンや「虎バー」で封鎖された区域もある.
レーン数が「半減」されることは聞いていたが,駐車場も縮小するようで,こちらは半分どころか3分の1も残らないほど狭くなってしまうようだ.
また,これまでの1~28番レーン側のほうが幾分マシで,29~58番が「ぐちゃぐちゃ」になっており,実際「学校対抗」の際にも29番以降に入るとスコアが落ちる,と言われていた.元の「入口」も20~25番レーン辺りの後方にあったので,状態もまともなこちら側が残るかと思ったのだが,実際に行ってみたら,残たのは29~58番レーン側だった.
そのため,入口も移設されており,新たな入口(旧・40番レーンの後方付近)の上には「営業中」という看板?も新設されていた.旧・1~28番レーン側(向かって左側,国道23号から見れば「奥」側)には「囲い」も設けられて「解体を待つばかり」の様相を呈しており,前回訪問時には建物に取り付けられていた「GRAND BOWL」の大きなロゴ看板も見当たらないので,廃業し(閉鎖され)てしまったように見えなくもないからかも知れない.
その「GRAND BOWL」のロゴ看板は,閉鎖された旧・1~28番レーン側ではなく,残されるほうに取り付けられていたのだが,丁度その部分にあった「業務用」ないし「非常用」だったと思われる扉部分を「入口」として改装したようで,出入りの支障になるためか取り外されてしまったと思われる.
ということで館内へ.
以前は56レーンもあったので,そのままであれば,日曜日とはいえ待ち時間が長くなることはないだろうと思えたのだが,これが28レーンとなればそうもいかないかも,と心配していた.
しかし,実際に行ってみたら,半分程度は空いており,ちょっと拍子抜けしてしまった.
考えてみたら,全28レーンって,別に少なくはない.
これまでが56レーンもあったために,随分少なくなってしまったような気がするだけだ.
松阪市の「サンパークレーン」こそ34レーンあったが,「久居ボウリングセンター」は26レーンだったし,「ラウンドワンスタジアム津・高茶屋店」などは当初32レーンあったものを「スポッチャ」を作るために半分潰して,僅か16レーンになってしまっている.そう考えると,この辺りでは標準的な規模になった,というだけであろう.
一般料金は,平日750円/G・土日祝800円/Gだが,3ゲームと5ゲームのパックがあり,1,800円と2,100円(土日祝は+100円)らしい.ここは迷わず5ゲームパックだが,5ゲームで「納得できる結果」になるかどうかはわからない.
なお,グランドボウル系列の場合「WEBクーポン」の提示で割引になることが多いのだが,ここは2ゲームのものしかなく(逆に通常では2ゲームのパックの設定はない),「使える」ものはなかった.
受付に行くと「では,7番8番へどうぞ」と,何も言わずともアメリカン方式にされてしまった.
7・8番とはいえ,つい先日に来た時には35・36番だったレーンである.
オーバーヘッドモニタをよく見ると,従前のレーン番号の切り文字を剥がして,新たに貼り直した「形跡」が見て取れた.当然ではあるが,モニタも移設せずにそのまま使用しているということは,レーンもそのまま以前の35・36番だろうから,あの「ぐちゃぐちゃ」と称された一群のひとつではあろう.なお,長男達がこの旧・29~58番レーン側に入ったシフトでは,51~56番の3ボックスに1ゲームずつ入っただけなので,この35・36番では投げていない.
ベンチ周りは,前回確認済だが改めて.
しかし,ここのマスキングがビビッド過ぎて,レーンへの「映り込み」が強く,ちょっと投げにくそうだ.ラウンドワンのPVのように「動き」がない分,少しはマシだが,近いものはある.
旧・28番と29番の間のエリアにあったプロショップは,場所は変わらないものの「壁」が入ったことでレイアウトが変更に.
この「壁」の向こう(旧・1~28番レーン)は,取り壊されてしまうのだろうか.
新たにドリル室が,この壁際にできていた.
さて,シューズが左投げ状態だったので,そのまま左投げからスタート.
練習投球はないので,1ゲーム目は1フレを一歩助走で様子を見る.
2フレは,普通に10枚目で投げてみたらストライクになったが,3フレでは7番タップになってカバーできず.4フレは少し薄目に当ててみたらバケットが残り,2投目は曲がりが強くオープンに.
ただ,このくらいで凡その「感じ」は掴めたような気がして,その後はノーミスで150UPにはなった.
2ゲーム目は,1フレで若干曲がりが足らずに,変な残り方になってオープン.2フレは2-7スプリットになったがカバーして,3フレでストライクに.
しかし,4フレが少し厚く入って4-7が残り,カバーは曲がってしまいミス.
しかし5フレからストライクが続く.まずは,左投げでの「ダブル以上」はクリア.
更に7フレも「4ポテ」で,スコアラは9本カウントとなったが,マシンタッチもなくピンデッキには1本も残っていない状態に.スコア修正してもらう.
ストライクは3連発止まりとなり,9フレの7番タップもカバーできず,180UPに留まってしまった.
外がかなり遅いので,スペアボールなしではちょっときついか.
左投げとしては,まあ「及第点」と言えなくもないものの,もう一押しくらいできるんじゃなかろうか,と続行.
しかし,1フレが若干曲がりが足らずワッシャーに.裏にぶち込んで1番で7番を飛ばそうと試みるも,僅かに逸れてしまった.
2フレがストライクとなったものの,そこからは1~2本が残り続けるが,どうにかカバーして繋いでいく.
すると,7フレからハムボーンとなり,プラスに持ち込んだ.
オールウェイとはならなかったが,10フレ2投目の残りピンも綺麗にカバーし,210UPで締めた.
前回も200UPを連発した三重県.
今回も,これは期待していいのだろうか…….
第4ゲームからは右投げにスイッチ.
例によって,1フレは一歩助走してみたが,いきなりの10番タップ.これに対して,この外が遅いレーンではカバーは無理か.
しかし,2フレでストライクにしたものの,3フレでは外へ出し過ぎてしまい右ガターへ.
4フレのワッシャーをカバーすると,そこからはスペアで繋いで,7フレからターキーに.
ところが,もう一発でプラスが見えてくるという10フレで刺さってしまい,4-6-7スプリットに.流石にこれは無理だ.
それでも,まあ要件はクリアしたと言っていいか.ただし「左右とも2ゲーム以上」が残っている.
パックとしては最後の第5ゲーム.
ストライクでスタートし,2フレは少し薄かったか4-7が残るもカバー.
すると,3フレから何と5thが飛び出した.
最後は2-4-5残りに対して曲がりが足りずに5番に命中し10フレをオープンにしてしまった.
何と,右投げは2ゲームで400と,プラマイゼロに.
納得がいかなければ,あと3ゲームなり5ゲームなりを追加することも考えたが,もう良かろう.
マジで三重県との相性,半端ねぇ……かも.
なお,館内にはレーンコンディションは貼り出されていたが,気付いたのは投球後.
42ftで24.5mlと,それ自体は普通なのだが,中に集中していて,思った通り外は激遅になっていそう……確かに.
手書きではあるが「解説」も付いていて,前月度からは1ft短くなって内ミスに厳しくなったとあるが「外のオイル量が少し増えているので外ミスし過ぎると曲がらずに抜けてしまう恐れ……」って,いや,これで増えてるんかい……っ!?
前月度,どんなコンディションだったんだろう……(汗).
なお,4日後からはまた変更になるようで,45ftと延びるものの,22.4mlとオイルは少なくなってはいるが,現在のものに較べると,少し外から攻める感じになるのだろうか.
スコアシートは,よくあるタイプ.
ただし,このパターンって,最後に「データ」が載っているのが普通なんだが,これ「1/1」ってなっているから,これ以上はないんだよね…….
まあ,計算すれば出るけど.
あと1ピンあれば,左右合わせてAVG.が190に乗ったのだが,まあ,それでも確かに「三重県とは相性がいい」ということを再確認できたかと.
ということで,前回投げ損ねた「雪辱」を,またまた「初訪センター左右200UP」で果たした.
しかも,三重県の場合はこれが「200UP」どころか,ここまで全て210以上で決めている.
17時になろうとしていたので,長時間の運転でへばってはいたこともあり,まずは鈴鹿市内の宿に向かうことにした.