さて,今回の熊本遠征最後のターゲットは,菊池郡菊陽町にある「菊陽ボウル(143-059)」

 

 「LTBボウル水前寺」で,悪戦苦闘の末に左投げで237を叩き出した後,他趣味をこなしつつ,ここまで来た.

 この後,更に菊陽町内で,少しは他趣味を……と思ってはいるのだが,ここに辿り着いたのが14時.ここで1時間程度投げて,残りの1時間を他趣味に……でも,まあ良かろう,と考えた.

 

 元々は,他趣味の有効時間帯が終わりかけてからここに……とも考えていたのだが,帰りの飛行機が17時40分発と,それほど余裕がない.熊本空港の北側が菊陽町,南側が益城町で,この辺りから空港までは30分とかからないとはいえ,あまり余裕がないのも考え物だ.

 

 ここには,同じ敷地内にディスカウントストアやドラッグストアもあり,駐車場は広々としている.

 入口に多少の階段はあるが,簡素なスロープが置いてあるし,そもそもそんなにすごい段差でもない.

 

 受付に行くと,すぐに15番レーンを案内された.さほど混んではいないようだ.

 ゲーム料金は,平日500円/G,土休日550円/Gで,パックなどはない模様.

 そうなると,左右それぞれで最大3ゲーム,予算3千円,というところかと.

 なお,ここも支払は現金のみ.

 

 また,ゲーム申込用紙が,基本的に「本名フルネーム」を記入するような仕様になっている.

 別にそれは構わないのだが,ボウラーネームは別に書けるセンターも多いので,表示だけ変更できるか聞いてみたら「いいですよ」と.

 「一人目」に「代表者」の住所・フルネームを記載する様式なのだが,「二人目」以降もフルネームを書くようになっている.その「二人目」欄に,希望する「ボウラーネーム」を書くように,との指示.

 

 受付に向かって右側に,だだっ広いスペースがあり,その奥に「貸靴」コーナーが.自販機は多数並んでいたが,価格をチェックするのは失念してしまった.

 左を見ると,プロショップらしきスペースが.

 センター全体的に,余裕のある造りで,プロショップも然り.

 こちらは,1番レーン側の後方に当たる.

 

 全26レーンで,Brunswickのシンセティックレーンらしい.

 その26番側の後方にも,これまただだっ広いスペースが.ここで「表彰式」とかするのだろうか.

 

 さて,指定された15番へ.

 

 わかりにくいけど,ボウラーズエリアまで,微妙な段差が多々ある.

 ベンチは,地方のセンターによくあるパターン.

 レーンはBrunswickの模様.

 ベンチモニタはなく,オーバーヘッドモニタのみ.

 こういうロゴマークらしい.

 リターンラックも,よく見るタイプ.

 「幻の『ゴールドピン』」は,曜日限定らしいので,この日は出ない模様.

 

 なお,ボウリングの「ピン」は,通常,1レーンに20本がセットされ,そこから10本がピンデッキ上に立てられ,1フレームの間に残り10本がピンセッターに集められて「待機」する,という仕組になっている.たまに,これが追い付かないと,なかなかピンがセットされない……という事態に陥る.ストライクが連発した時など,ちょっとイライラした経験をお持ちの方もいるのではないかと思うが,こういう仕組なのである程度仕方ないことなのだ.

 なので,20本の中に1本「ゴールドピン」が入っているなら,原則として2フレームに一度は「出現」する筈(5,8,9番に入ると,目立たないかも知れないが).「幻」でも何でもないのだ.「まぼろしぃ~♪」(IKKOさん風に)だったら知らんけど.

 

 ちなみに,かつて「ラウンドワン」で実施されていた「レッドピンチャレンジ」の際には,この20本セットの中に2本の「レッドピン」を入れていた.10本セットの中に「レッドピン」が同時に2本入るかどうかは,若干「運」次第で,このような仕組だから,2フレームごとに「2本」まとめて入ることが続いたり,各フレーム1本ずつが続いたり,ということが頻繁にあり得る.

 

 さて,「LTBボウル水前寺」では左投げで終わっているので,ここでは左投げからスタート.

 しかし,練習ボール代わりに投げた1ゲーム目の1フレは,思い切り曲がっていき,右ガターへドボン.2投目は試しにかなりインサイドから,それこそ7番タップのカバーのイメージで投げたら戻って来ずに左へドボン.0ピンスタートになってしまった.

 Brunswickの割には,全体的に遅く感じて四苦八苦.1ゲーム目は完全に「練習モード」に終始して,130で終わる.

 

 これは,ちょっとインサイドから攻めないと難しいな,ということで,2ゲーム目は立ち位置を26枚目くらいまで入り,15枚目付近でリリース.12枚目あたりを通して5~7枚目あたりから戻って来ないかな,という方針でスタート.

 すると,いきなりストライクで始まり,2フレはやや厚く入って2番が残るもカバー.それを踏まえて3フレはやや内側から……と思ったら,今度は当たりが弱かったか,5-6-10スプリットに.これに対しては,「LTBボウル水前寺」でも5-6スプリットをカバーしたラインを試してみたものの,それではここだと曲がり過ぎて5番が残ってしまった.

 ただ,これで何かを掴んだようで,4フレから今度は5th!

 これは200UPは貰った!と確信したのだが,世の中そんなに甘くはなかった.

 9フレでは,ラインが変化して当たり負けたのか,バケット+10番の5本残りに.それに対して,今度は曲がり過ぎて5番が残ってしまった.

 10フレは慎重に攻めたつもりだったのだが,今度は曲がりが足りず,1-3-6-7と割ってしまう.「裏」を狙って1番を7番方向に飛ばすことを試みたが,横回転が強過ぎたか,思ったようには飛ばず,無念のオープン…….

 9フレか10フレ,どちらかでもカバーできていたら200UPだったのに…….

 

 3ゲーム目の1フレも,またまたバケット+10番残りで,これはカバー.2フレでストライクとして6フレまでスペアでつなぎ,我慢のボウリングを続けていた.

 しかし,7フレで7番タップをカバーできず,8フレの2-4残りをチョップしたところで,MAX192止まりとなって,集中力が途切れてしまった.

 

 まあ,それでも198は記録しており,「ほほ200」だから良しとしよう.

 今回の遠征で訪問した6センターで,左投げは190-197-230-229-237-198と,充分過ぎる成果を出している.しかも,全て3ゲーム以内に決めており,アジャスト力も相当に向上したと感じられる.

 

 さて今回,その左投げの後塵を拝している右投げにスイッチ.

 こちらは3ゲーム以内でどこまでいけるだろうか.

 

 1ゲーム目の第4ゲームは,いきなり10番タップとなるが,カバーに成功.なかなかやるな,と思ったら,2フレも10番タップになり,今度はミス.

 しかし,3フレでストライクが来て,4フレで三たび10番タップ…….どんなレンコンやねん!と憤慨するも,これまたカバーできた.

 調子付いたか,5フレからターキー.8フレ,9フレとどうにかつないで,プラスのまま10フレを迎える.

 ここまでは「右がダメでも左があるさ」だったが,今回は逆かも……と思ったのだが…….

 「悲劇」は,ピンデッキを撮らずとも,わかりやすい画面でどうぞ……(爆).

 

 いや,これは流石に無理だと思う.このパターンでカバーできたの,一生を振り返っても(レジャーボウラー時代を含めても)数回しかない.

 それでも僅かな可能性に賭け,8番の左ギリギリをかすめて,それこそ「風圧」で倒すくらいを狙ったが(註※:風圧で倒れるほど,ボウリングのピンは軽くない),やはり無理だった.

 いやでも,まあ,「目標」達成と言っていいかと.

 重ね重ね言うが,決して「200UPチャレンジ」をしているつもりはない.

 

 しかし,2ゲーム目の第5ゲームは,全く振るわなくなった.

 さっきターキーが出たのは,何だったのか,というくらいストライクが出ない.

 7フレなど,1-2-7残りに対して,2番だけしか取れない(左投げなら往々にしてありそうだが,右投げのフックボールでは逆に難しいのでは)という,不運にも見舞われたが,ストライク欠乏症は如何ともし難い.

 10番タップのカバーは,この遅いレーンで「ボール1個縛り」だからある程度仕方ないが,一方で3-10スプリットはきっちりカバーできているから,コントロールが(いいとも言えないけど)酷い訳でもなかろう.右投げでは難易度の高そうな(左投げでも簡単ではないけど)1-4-9という変な残り方(1番を4番まで飛ばしつつ「反射」するボールが9番に向かうようなライン取りが必要)でもカバーできたのだから.

 

 もう1ゲーム投げたくらいでは,さっきの190を超えることは難しい,と判断.

 今回は,最初の「ワンダーボウル南熊本店」の項でも触れたように,各センターでは「左右とも最低2ゲーム」というマイルールなので,これで終わりにしよう,と決断した.

 実際,「ボウリング王国スポルト熊本店」や「LTBボウル水前寺」では,左投げでは3ゲーム投げているものの,右投げは2ゲーム止まりだったし.

 

 

 明らかに,調子が落ちている,というか合わなくなってきている,と見て取れるので,これが正解なのかも知れない.

 

 

 今回の「熊本遠征」では最後のセンターだし,ちょっと心残りがない訳ではないけれど,左右とも190UPはしているし,ターキー以上も記録しているから,これはこれでいいのかも知れない.

 

 ということで,今回の「所期の目的」は果たした.

 あとは,ちょっとこの辺り(菊陽町)で他趣味を再開して,熊本空港に向かうだけである.

 

 なお,今回の「まとめ」としては,訪問した6センター全てで,左右とも「ダブル」以上は記録した.

 また,全てのセンターにおいて,左右どちらかで「197」(ほぼ200)以上を記録している.

 200UPは,6センター中4センター(うち3センターが左投げ)で達成.2センターでは230UPを達成(いずれも左投げ)している.

 「200UPチャレンジ」をしているつもりはない,と言いつつも,かなり近いレベルに到達しかけているのではないか(そもそもボール1個縛り(スペアボールもなし)だし),と思えるようになった.

 

 ワンダーボウル南熊本店 左190(ダブル)/右207(ターキー)

 スポラ九品寺 左197(ターキー)/右158(ダブル✕2)

 スポルト熊本店 左230(4th)/右163(ダブル✕2)

 ラウンドワン熊本店 左229(ターキー)/右191(ターキー✕3)

 LTBボウル水前寺 左237(6th)/右164(ダブル✕2)

 菊陽ボウル 左198(5th)/右190(ターキー)

 

 やはり概して右投げがちょっと今一つだったが,それでも最低でも150UPはできているから(多くのセンターで2~3ゲーム縛りだったし),まあ良しとしよう.

 むしろ,全てのセンターで,最低でも190UPした左投げの調子が良過ぎたのだと思う.

 「サイクルストライク」に加え,5th,6thまで記録しており,それも全て3ゲーム目までにカタを付けているのだから.