秦といえば
”秦の始皇帝”
嬴政(えいせい)
『麗妃と始皇帝』のチャン・ビンビンくん
その次くらいに”商鞅”の名が浮かぶ
商鞅は
始皇帝の6代前の君主・嬴渠梁のもと
野蛮な弱小国だった秦で
強力に改革を推し進めた人物
とのことは『キングダム』(風雲戦国之列国)で学習済み
のちに秦がはじめて国の統一をすることを知っていることで
すでにたいへんな説得力がある
『大秦帝国』
いかめしい感じの画面と音楽の中
いさかいシーンばかりの序盤に離脱しそうになったけど
このふたりだったからよかった
商鞅を演じたワン・ジーフェイさん
と
君主・嬴渠梁をホウ・ヨンさん
どちらも面白キャラが演じられるくらい愛嬌のある役者さんだ
この商鞅はつねにどこか茶目っ気をたたえていて
そして君主もまた君主らしからぬいい人で
二人の関係にはなんら妙な力関係とか打算とかはない!
にちがいない
それ前提で
ストーリーはドラマチック
共に歩んだ嬴渠梁の死後
改革をまっとうするために
自分の死が無残であればあるほど志に沿うと
商鞅はすすんで受け入れる
それを知る同志たる人々の忸怩たる思い…
遠くにいて陰ながら支え
死するときには一緒の死をえらんだ白雪
一身に商鞅を慕い支え続けた公主・熒玉
その母である太后
女性たちはみな良き理解者だ
史記の書かれている史実をもとにした小説のドラマ化
商鞅を
ストイックな面だけでなく
人間味あるいい奴に描いている
ドラマチックで無理のない解釈となっていると思う
ドラマとして楽しめたんだな
意外にも