伴奏音色一変 ~ 歌唱音程漂流 ~ 突出テナー | 愛唱会ジャーナル

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一昨25日(土)は些か慌ただしい思いをした。施設訪問コンサートにチャチな発表会の時間が重なり、加えて友人Fさんの所属する男声合唱団の公演に顔を出すべく思案したが、発表会への参加を断念した。

 

訪問コンサートは四半期定例の老人福祉施設で、十数人のグループで淡々とこなせばよかったのだが、小さなハプニングに大きく乱されてしまった。

 

曲の途中で何か妙な気分に陥ったと感じた後、キーボーディストの呟きが聞こえた:「音が違う」

 

この一言の衝撃で我が音感が恐慌を来し、音程が漂流し出した。結局その曲は散々な出来で終わった。

 

後で判った事には、キーボードの譜捲り係の手許が狂って不要なボタンを押したことで音色が変わったのをキーボーディストが呟き、それを当方が誤解したのだった。

 

途中で“妙な気分に陥った”のは、キーボードの音色が変わった所為だったのだが、その正体が解らないままに「音が違う」と聞こえたことで自信を喪失したお粗末の一席、注意散漫で歌っていた報いであった。

 

上野公園内の奏楽堂での男声合唱団公演には終演の少し前に間に合った。総勢五十人ほどの合唱は、さすがに迫力があった。

 

トップテナーに、特別強力な歌い手のいるのが際立った。プロ並みの声の持ち主で、見事ではあるが、合唱全体のバランスを崩していないか気になった。

 

一般的にはどのように考えるのだろう。メンバーは遠慮なく能力全開で歌えばよいのだろうか。それとも、指揮者が音量調整を図るのが普通だろうか。

 

非力な当方は、いつも精一杯に歌っており、それでも、もっと出せと発破を掛けられている。