寮歌~替え歌~学生歌 | 愛唱会ジャーナル

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今を去ること55~56年、中学校で覚えこまされた応援歌は、上級生が作ったと聞かされていた。とても調子が良く、勇壮で、こんな歌を作れるなんて、凄い才人がいるものだと驚いたものだ。
 
その後10年ほどして、同じメロディーで労働歌が歌われていることに気付き、替え歌であったことを覚った。更にその労働歌が旧制一高の寮歌の替え歌だとの説を聞かされた。
 
そして今、原曲は、「1899(明治32)年に出版された鼓笛喇叭軍歌実用新譜にある「小楠公」であり、作者は永井建子である」とされている。手許の井上武士編「日本唱歌全集」(1976年第6刷。第1刷は1972年)でも、作曲は永井建子と書かれている。
 
今年はその原曲「小楠公」が発表されて111年ということになる。これも綺麗な、記念すべき数字だ。冒頭の「55~56」の2数の和も111になる。
 
金沢にあった旧制四高の寮歌も、その曲があちこちの旧制中学で借用されていたとのことである。
 
そして今年、都立の立川高校で1954年から、四高寮歌「時の曠野に」(第44回記念祭寮歌)の5番の歌詞「劫火静かに消えゆけば~」が(新作の曲で)歌い継がれていることが判明したとのこと。同校は旧東京府立二中の後身で、創立100年だそうである。
(この項、四高同窓会報「北辰」No.68による。)
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